AMAスーパークロス第13戦ヒューストンは今年3回目のトリプルクラウン方式。C・ウェブが安定した成績でランキングトップを走り、後半戦に入って2連勝中のM・ムスキャンが追撃体制に入ったところで、大波乱の今大会。

クラッシュ続出、チャンピオンの行方を大きく左右する⁉︎450SX

ヒート1

画像1: Photo by Simon Cudby

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ホールショットからレースをリードしたのは最近調子を落とし気味に見えていたK・ロクスン。2番手は今年Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Teamに加入し、調子をあげてきているD・ウィルソン。それに2連勝中のムスキャンが続く展開。その後ろにはウェブ、E・トマック。

ヒート1から勝負は白熱。ウェブとムスキャンが何度もマシンをぶつけ合うチームメイトバトル。結果はウェブがうまくインを突き、ムスキャンはコースアウト。

その隙にロクスンはさらにリードを広げました。ウェブがウィルソンを抜き去ってロクスン追撃態勢に入った時にはレース時間は残り2分を切っており、ロクスンとの差は8秒以上。さすがのウェブも追いつくことができず、ロクスンがヒート1を優勝。2位はウェブ、3位にはウィルソンが入りました。ムスキャンはウィルソンを抜きにかかってこのヒート2度目のコースアウトを喫してしまい、5位。

ヒート2

画像2: Photo by Simon Cudby

Photo by Simon Cudby

なんとヒート1を制したロクスンが1コーナーでクラッシュ! マシンに駆け寄るロクスンは足を引きずるしぐさを見せ、そのままリタイヤ。トップを走ったのはウェブ、続いてヒート1に続き好調のウィルソン。C・シーリー、J・ボーグル、ムスキャンと続きます。

シーリーがウィルソンをパスして2番手に浮上。俄然盛り上がる会場。しかしすぐ後ろにはムスキャンが迫っていました。ムスキャンはシーリーをパスしてファイナルラップでウェブの背中を捕えた直後、またコースアウト。

優勝はさすがのウェブ、ウィルソンが2番手。ムスキャンはなんとか3番手に入ります。ヤマハのJ・バーシアがフープスでコースアウトを喫し、腕を抑える映像が確認されており、ふぅに続きケガが心配されます。

ヒート3

画像3: Photo by Simon Cudby

Photo by Simon Cudby

ヒート3はムスキャンが先頭、続くハスクバーナはウィルソンかと思いきやZ・オズボーン。その後ろにウェブ、トマック。ウィルソンは6番、ヒート2のクラッシュで怪我が心配されたロクスンは出場していましたが11番手。バーシアはヒート3を欠場。

オズボーン、ウェブ、トマックが数周にわたって1秒以内のバトルを繰り広げます。しかしウェブ、トマックが同時にオズボーンをパッシング。さらにトマックはウェブをパス。見ごたえあるバトルが展開されました。

今日はヒート1、ヒート2と歯車が噛み合わなかったムスキャンですが最後はしっかり優勝。続いてトマック、ウェブ、オズボーン、ウィルソン。ロクスンは8位でした。

総合順位はウェブ、ムスキャン、ウィルソン。ロクスンはヒート2リタイヤの影響がおおきく10位という結果。ウィルソンは2018年のインディアナポリス以来の表彰台獲得です。

画像4: Photo by Simon Cudby

Photo by Simon Cudby

1C・ウェブ(KTM)288pt
2M・ムスキャン(KTM)271pt
3E・トマック(KAWASAKI)262pt
4K・ロクスン(HONDA)252pt
5B・バゲット(KTM)215pt
450SXポイントランキング(第13戦終了時)

フェランディスが怒涛の追撃、250SX West

ヒート1

C・マカドゥがホールショットを奪った直後にクラッシュ。そこでトップに出たのはやはりA・シアンサルーロ。続いてJ・デコティス、R・ハンプシャー。D・フェランディスは8番手。

残り4分になったところでハンプシャーがデコティスをパス。さらに第12戦シアトルでSX初優勝を果たしたフェランディスが4番手に浮上。さらにファイナルラップ、フェランディスが2番手に浮上し、ハンプシャー3番。優勝はもちろんシアンサルーロでした。

ヒート2

今度はシアンサルーロがホールショットからコースアウト。フェランディスがトップを奪い、レースをリードしました。さらにその直後、レースに復帰していたシアンサルーロがジャンプの直後に転倒。数台がシアンサルーロおよびそのマシンに突っ込むアクシデントがありましたが、再スタート。

ヒート2はこうしてフェランディスが優勝。ハンプシャー、G・マーチバンクスと続きました。シアンサルーロは復帰時18番手から10位まで挽回。

ヒート3

ホールショットはC・ニコルス。すぐ後ろにチームメイトのフェランディス。シアンサルーロはまたもやクラッシュに巻き込まれて出遅れ、13番手。

ニコルスとフェランディスがワンツーのままレースは進行。シアンサルーロは順調に6番手まで順位を回復。ファイナルラップ直前、デコティスをパスしたシアンサルーロは続いてマカドゥ、ハンプシャーもパスし3番手に。

しかし順位はニコルスが逃げ切って優勝、フェランディス、シアンサルーロ、ハンプシャーという順位。

総合順位はフェランディス、ハンプシャー、ニコルス、4位にシアンサルーロ。フェランディスは運も味方につけ、シアンサルーロに5ポイントに迫ります。

1A・シアンサルーロ(KAWASAKI)182pt
2D・フェランディス(YAMAHA)177pt
3C・ニコルス(YAMAHA)142pt
4R・ハンプシャー(HONDA)126pt
5S・マケラス(KTM)123pt
250SX Westポイントランキング(第7戦終了時)

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