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新アフリカツインで最も話題にすべきは電子制御についてだろう。この2020年代待ったなしの時代に、特にロードバイクは一斉に電子制御へのコミットを進めている。この流れは、ドローンやスマートフォンに明るいガジェット好きな方からすればとてもわかりやすい話だ。かつて、人間は機械を能動的にのみ操作した。おそらく、一般的にはスマートフォンが、その能動的な操作を担い始めたのだ。画面を表にしてあげれば、スマホは勝手にスクリーンをオンにして、ユーザーの操作を待ち受ける。人が倒れれば、Apple Watchは緊急連絡をすみやかにおこなう。風に流されそうなドローンは、即座に勝手に当て舵を切る。モノの影に隠れて、なかなか注目されづらいが、そのコアな技術がセンシングだ。センサー(感知器)などを使用してさまざまな情報を計測・数値化する技術の総称である。アフリカツインは、このセンシングを6軸でおこない、電子制御へリアルタイムでフィードバックしている。

新アフリカツインで捲れないのは、IMUの感知→ECUで命令→パワー制御をおこなうから。これは、風にあおられたドローンが、何事も無かったかのようにそこに居座るのと同じ。操作者が能動的に操作せずとも、センシングとその制御が、事象をなかったことにしてくれる。

ウイリーコントロールの妙

おなじみインプレライダーの和泉拓が、最初に試したのが、新しく導入されたウイリーコントロールだ。エクストリームライダーとして、ビッグバイクのリフトアップはお手の物。

画像: ウイリーコントロールの妙

アフリカツインの場合、旧作までウイリーを使いこなすことは難しかった。トルクコントロールを介入させてしまうと、前輪が浮く前にリアの滑り出しを感知してしまい、パワーが制御されてしまう。ごくごく限られたアグレッシブなライダーにとって、フロントアップしづらいアフリカツインの電子制御は一つのウィークポイントだったのだ。新型では、むしろ積極的にウイリーコントロールをいれることで、フロントを上げすぎても捲れないバイクに仕上がっている。

開発の瀬尾氏によれば「ウイリーコントロールは、最も強いモードでもバランスポイント(編注:駆動力・ボディバランスがマッチする、持続ウイリーのためのポイント)に入る前にパワーを制御します。車体の傾きと、フロントタイヤとリアタイヤの速度差などを見て判断しています」とのこと。

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