ステージ9、リタイア続出。過去にないハードかつタフなラリーが続く

画像: 毎日、夜明け前にリエゾンがスタートし、日の出と同時にSSがスタートする

毎日、夜明け前にリエゾンがスタートし、日の出と同時にSSがスタートする

王者は語る

昨年の覇者であり、エンデューロ世界選手権やISDEで活躍した後、ダカールをはじめとしたクロカントリーラリーに転向したアレッサンドロ・ボットゥーリは、前日のステージ8を振り返って「今まで経験したラリーの中でもっともキツいステージだった」と話した。ステージ優勝したリンドン・ポスキットのタイムが8時間30分近い。並みのライダーなら倍の16時間かかってもおかしくはない。

画像: ティジクジャのSSをスタートするリンドン・ポスキット

ティジクジャのSSをスタートするリンドン・ポスキット

ステージ途中でのキャンセル

半数近くのライダーがこのステージを走り切ることができず、結局、CP3からフィニッシュまでの間はキャンセルとなった。増田まみは91キロ地点でギアボックスの不調でストップし、カミオンバレーに回収。ここまで全行程を走破してきた杉村晋吾は、燃料ポンプの配管に亀裂が入るというトラブルで走行不能となり、惜しくもカミオンバレーでの帰還となってしまった。資延哲規と大塚正樹はこの日はスタートしていない。SSVクラスの菅原義正・羽村勝美組は、以降がキャンセルとなったCP3からビバークに到着した。

画像: AER2020 ステージ9 www.youtube.com

AER2020 ステージ9

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画像: ギアボックスに不安を抱えたままの増田まみ。このループのSSは、スタートだけしてマシンは温存。ビバークで整備に時間をかけることにした。目標は毎日走り続けてダカールに到着することだ

ギアボックスに不安を抱えたままの増田まみ。このループのSSは、スタートだけしてマシンは温存。ビバークで整備に時間をかけることにした。目標は毎日走り続けてダカールに到着することだ

1月16日(木) ステージ9 モーリタニア
ティジクジャ〜ティジクジャ 469,10km

パリダカ時代にも番狂わせの舞台になってきたティジクジャのループ。砂丘の急斜面が多く、どのクラスにもさらにハードなステージになった。前日のステージからの到着が遅れたり、カンオンバレーの到着待ちなどで、このループのステージをスタートできないライダーも1/3以上にのぼっている。杉村晋吾も燃料ポンプの交換等、マシンのリフレッシュに専念。「このラリーでは、ステージを走り切れなくても翌日も走れますし順位もつきますが、自分のなかではあくまでもリタイアです。ここまできて悔しいですね。でもダカールまでできるだけ走って、その経験を次回の挑戦に役立てます。できるだけ気持ちを切り替えて明日も頑張ります」と話した。SSVの菅原・羽村組は、難関ティジクジャのループに果敢に挑戦すべくスタートした。19時現在、まだ砂丘と格闘中だ。

画像: ティジクジャの難関にSSVで挑戦する菅原義正・羽村勝美

ティジクジャの難関にSSVで挑戦する菅原義正・羽村勝美

このラリーは決して甘くない

どちらかというとファン志向で、古き良き時代の「パリダカ」の記憶を温めるイベントという印象を持つ人が多いこのレース。筆者もまたそういう位置づけのラリーであるという認識でいたのだが、少し考え方を改めなければならないようだ。本格的な砂丘の走行が始まったモロッコのステージ3から、難易度の高い設定が続いている。ルートに選ばれる地形、距離、ナビゲーションも、決して軽くみていいものではない。そういえば、2輪の参加者はほとんどが450ccの現代的なラリーマシンで、ツインシリンダーに乗るライダーは2〜3人た。以前は確かにアフリカツインやテネレがいたはずなのだが。確かにこのルート設定ではマシンの選択肢は450以外にないだろう。「Real Race to Dakar」を標榜するこのラリー。主催者は、本格的なコンペティションへと舵を切っているのかもしれない。

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