たった、2日の休みを経て、スーパークロスは第12戦へ。通常ならば、1週間おきではあるものの、アメリカ大陸の至る所に転戦するサーカスだから、中2日でも不足はしないだろうということなんだろうか。ともかく、3日前同様にソルトレイクシティのライス・エクレス・スタジアムで無観客レースが開催された。

画像: 写真はすべて、タンパラウンドより

写真はすべて、タンパラウンドより

さすがショーアップの国、ただではやらぬ

様々な制限下で、なんとか開催にこぎ着けた…という状況のスーパークロスだが、さすがというべきか多くの趣向を凝らしている。

画像: Rd.11

Rd.11

画像: Rd.12

Rd.12

まず、コースレイアウトの変更。この11-12戦のチェンジは、大きくレイアウトを変更するものではないものの、まわり方を変更するだけでなくリズムセクションを大きく入れ替えた形。Rd.11では下田丈が「ポイントになったのはスタート直後のリズムセクション」と応えていたが、今回もこのあたりは同じ。なお、第1コーナーが右回りなのは、スーパークロスではとても珍しい。

また、レースタイムもRd.11のデイレースから、なじみ深いナイトレースへ変更。現地時間20:00からのヒートレースとなった。下田も「苦手」と話していた、ドライなコンディションから一変、気温もだいぶ涼しい時間帯となる。

パワーランキング、下田丈は4位に

画像: https://www.supercrosslive.com/news/power-rankings-round-12

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いわば「下馬評」の公式パワーランキングでは、この12戦に関して下田を4位とした。数字としては1つ上がったのだが、1位がタイなので実質5番手。Rd.11から変わりない形。注目度をどんどん上げている同期のピアース・ブラウンとあわせて注目される。

肝を冷やしたヒートレース、追い上げの展開を強いられるメインイベント

画像: 肝を冷やしたヒートレース、追い上げの展開を強いられるメインイベント

クオリファイで、10位。ヒートレースは、7番手で第1コーナーをまわったものの、一気に順位を落として最後尾近くへ。大事な展開で攻めあぐねたか…下田の順位回復が遅い。残り2周でようやくメインレース圏内へ戻ってくるという、肝をひやすレースに。ちなみに、ライバルたるピアース・ブラウンも同じくヒートレースでギリギリの通過。

ギリギリのヒート通過もあって、スタートは好位置が選べず、メインイベントのスタートは冴えない。下田はオープニングラップを14位と、厳しい位置からの追い上げを強いられることになった。

チームメイトのセクストンは、序盤の混乱で転倒。これにピアースが絡み、二人は大きく遅れることに。ほぼ最後尾からの追い上げ展開は、昨年のチャンピオンであるセクストンが格の違いをみせつける。ピアースが順位を上げられないのに対し、強烈なパッシングで上位へ浮上。下田もあっさりパスし、早急に4位まで順位を上げた。ただし、このレースの勝者はタイトル争い中のシェーン・マケラス。これで、セクストンはランキング1位タイ、しかしレッドプレートを奪われた形になる。

我らが下田は、その後8位まで浮上。7位のジャレク・スウォルとは10秒以上の差でつかまえられず、そのままチェッカーとなった。

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