モトクロスでもトライアルでもロードレースでも、ジュニアライセンスがあり、若いうちから全日本レースに出ることができますが、JEC全日本エンデューロ選手権にはジュニアライセンスがなく、昨年まで16歳以上のライダーしか参加することができませんでした。しかし今年からは「承認ジュニア」クラスが新設され、モトクロスジュニアライセンスを持っていれば出場できるようになったのです。

9〜15歳までが取得できるモトクロスジュニアライセンス

モトクロスでもエンデューロでも、16歳以上はナショナルライセンスを取得し、NBクラスに出場することができます。今回対象となるのは9〜15歳までのライダー。JECプロモーションが主催するJECライツには、出場することができたものの、コースは全日本戦やエリア戦に比べて易しく、対象となるライダーのレベルも低く設定されているため、力のあるモトクロス出身のジュニアライダーには物足りないところがありました。

JEC Litesに出場する佐々木一晃(当時14歳)

しかし今回の新設された「承認ジュニア」クラスでは承認格式ではあるものの、NBクラスと同等のコース設定で走ることができます。ポイントは対象外のため昇格などはありませんが、若いうちからオンタイムエンデューロに取り組むことができるようになります。
※ただし、日高2DAYSエンデューロなど一部公道を使用したレースには運転免許証を必要とするため「承認ジュニア」クラスは開催されません。

エンデューロライダーの若年齢化

近年、エンデューロには若く力のあるライダーの参入が多く見受けられます。昨年、史上最年少22歳でIAクラスチャンピオンとなった前橋孝洋を筆頭に、IBクラスでチャンピオンを争った保坂修一、飯塚翼や渡邉誉など10代後半から20代前半のライダーたちです。

JEC2018 IBチャンピオンの保坂修一(写真左)、 IAチャンピオンの前橋孝洋(写真右)

彼らはモトクロスやクロスカントリーなど、他の競技で力をつけ、16歳を超えてからJECに参戦し、力をつけていきました。しかし、今回「承認ジュニア」クラスが新設されたことで、より若いうちからJECに参戦し、力をつけて行くことができるようになります。今後はどんどん若いライダーが参入してくることでしょう。