「アスリートとして最も脂をのせられる30代前半までの5年間を、エルズベルグにぶつけたい」

石戸谷蓮は、自らクロスミッションというイベントを主催している。昨年のエルズベルグも、参戦費用をここから捻出しており、持続可能な参戦体制を自分で作り上げている、数少ないエンデューロライダーだ。

「最初はちょっと行ってみようかなと思ったくらいだったけど、行くまでのプロセス含めて僕の大事な目標になっています。

イベントの趣旨を理解してくれて、応援してくれる人達の思いを感じますし、みんなから後押しされてエルズベルグに出ていることを実感しています。クロスミッションを通じて海外への挑戦ができるようになったし、イベントを通じて資金調達していけるということを、後進に知らしめたい。アスリートにもビジネスができるのだということを、今後伝えていきたいですね。

2018年から5年かけて完走を目指すチャレンジと宣言していますが、予選でうまく結果が出れば、かなり完走が見えてくると思っています。いま、僕は28歳。身体能力が大きく向上できるのは、30代前半。家庭をもっているし、子供が小学生に上がるまでとか、いろんなことを考えて、いま挑戦できる期限が5年なんです。脂ののったアスリート人生を、エルズベルグのフィニッシュにかけているんです。スポーツ選手にとってのオリンピックのようなものだ、と思っています」と石戸谷は言う。

日本でエルズベルグを観戦するには…

例年、エルズベルグロデオはRedbull TVでリアルタイム配信されている。日本時間6月2日のAM2:00からは、事前情報「The ultimate enduro talk」が、PM9:00からはトップライダーを追う「MAIN RACE」とアマチュアライダーがたくさん映る「Amateur feed」の2本立て。

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