今、モトクロスでは下田丈がアメリカのAMAでデビュー2年目の日本人とは思えない活躍を見せている。また、トライアルでは言わずもがな、藤波貴久、小川友幸、黒山健一らは世界レベルのトップライダーで、トライアル世界一を決めるデ・ナシオンでは日本は2位常連国となっている。では、エンデューロは?

記憶に新しい2019年、エンデューロの国別対抗戦ISDEに日本代表として参戦した釘村忠が日本人として初めてゴールドメダル(1位のライダーの1割落ちのタイムで完走するともらえる)を獲得した段階で、日本のエンデューロは世界レベルから置いていかれつつあるのが現状だ。

そんな日本のレベルを底上げし、いつか日本がエンデューロGPやISDEで優勝する日を夢見て、大神智樹が本気でスキルアップを目指す若手エンデューロライダーを育成し、海外レース参戦への橋渡しをするプロジェクトが「GAMMy with Young guns」だ。そして、2020年9月にイタリアに旅立つ3人の若者がいる。

長男、大神智樹はイタリアGPに参戦

一人目はBeta Motor Japanで働きながらライダーとして武者修行を続けている大神智樹。なんと日本中の様々なコースを走るためハイエースを主な住居として生活の基盤としている。トライアルIBという経歴を持ち、以前にも単身イタリアへ渡りレースに参戦したりメカニックとして修業を積んだりと常に世界を見てきたエンデューロライダーだ。現在は平日・休日問わず開催でき、内容もマンツーマンから複数まで生徒の希望に合わせて臨機応変に対応できるガミィスクールが人気を集めている。

今回はこの大神が、9月25日~27日にイタリアで開催されるEnduro GPに参戦する。

未来を担う次男、三男が世界を知るために同行

大神に帯同してイタリアへ渡るのはまず保坂修一だ。モトクロスキッズ出身で、JNCCにて頭角を現し、渡伊直前に19歳を迎える保坂は高校を卒業し、現在アルバイトをしながらエンデューロライダーとして成長を続けている。JECでは昨年IAルーキーにしてランキング3位を獲得しており、今年はJNCCでも最高峰のCOMP-AAクラス昇格を目指している。

Photo/Shimizu Natsumi

そしてもう一人、14歳の青木琥珀。この名は多くの方がまだ聞いたことがないだろう。僕が初めてこの青木を知ったのは確か2017年のJNCC8時間耐久だったのではないかと記憶しているのだが......当時は爺ヶ岳のちょっとガレたゲレンデでスタックしてしまうような可愛いライダーだったが、大神、保坂に渡邉誉を加えた豪華メンバーに徹底的に鍛えられ、いまやコースによってはIAに引けを取らないスピードを身に着けている。
年齢制限のためJECのNBライセンスが取得できず、新設されたジュニアクラスに参戦。

で、ここからが本題!

こんな長々と読んでもらったのはなぜかというと、そうです。チャリティTシャツです。世界を目指すには当然、お金がかかります。当然、親も本人も出資しますが、足りません。また、現在イタリアから帰国したら2週間の自己隔離が義務つけられており、その間収入がなくなってしまうのも大きな痛手となる。そこですっかり定番となった方法ではありますが、こちら。

チャリTの売り上げの用途としては「イタリア遠征費用」。なのだが、余剰が出るような嬉しいことがあった場合は「次回の遠征費用および若手に還元」を考えているとのこと。

大神智樹EnduroGPチャリT
¥4000(郵送費・振込手数料別)
サイズ:S、M、L、XL

なんと初回ロットは一夜にして売り切れてしまったのですが、問い合わせ多数のため追加増刷分の2ndロットがただいま絶賛生産中とのこと。デザインは全日本モトクロスを中心にヘルメットペイントやデカール、WEBコンテンツ、ポスター販促物の製作などを手掛けるキャリーデザインが担当。

注文は大神智樹のTwitterもしくはFacebookへ

・指名
・住所
・連絡先(電話番号もしくはメールアドレスなど)
・サイズ
・必要枚数

をメッセージしてください、とのこと。

Twitter: @GAMMy716 tweet

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大神 智樹

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