3月13日(日)に行われたキッズクロス第1戦では、エンジンバイクのクラスに加え電動バイクのみのMOTO-Eクラスがあり、参加台数は計9台。台数の多さから電動バイクの人気がうかがえました。今回、MOTO-Eクラスに参加したライダーとその家族を取材。パワーや安全面など、オフロード始めたてのキッズライダーにとってはかなり入門しやすいものとして浸透していました。

オフロード歴3ヶ月! WOOFと50ccの二刀流に奮闘するふじいファミリー

ふじいるか選手とお父さん

2022年1月からオフロードを始めたばかりという、ふじいるか選手(9歳)。Meowからステップアップ用としてWOOFに乗り始め、その1ヶ月後にはスズキのDRZ50にも挑戦。現在はWOOFとDRZ50の二刀流でオフロードを練習しています。

レース前、声をかけている様子

バイクを始めたきっかけについてお父さんに話を聞くと、「元々私は国内公式のドラッグレーサーで、中学の時にはオフロードをやっていました。オフロードはマシンのトータルバランスやアクシデントがあった時の対処を学べるので始めさせたのがきっかけです。電動バイクを選んだ理由は、オフロードの中でもEスポーツは今後主流になるだろうし、競技人口もまだ少ない電動バイクを始めさせたいと思いました」とコメント。

ふじいるか選手のマシン。外装の緑がカッコいい!

二刀流での練習については、「電動バイクとエンジンバイクは乗り方が違うので、本人もその違いに戸惑うこともありますね。WOOFは乗り方が自転車に近く、軽いので欲しい時にフルパワーをかけられます。ただ、特にトラクションのかけ方はエンジンバイクと違いがあり、ダートのヘアピンなどは体重が乗らないのでいかに自分でマシンに体重を乗せるかを教えています」と、電動バイクとエンジンバイクの違いをうまく練習に取り入れ、柔軟なライディングを身につけていました。