10月16日、ヨーロッパを中心に開催されるオンタイムエンデューロの世界選手権、EnduroGPの最終戦ドイツGPが開催されました。そこではGASGASが2003年以来、19年ぶりの年間チャンピオンを獲得。

近年ではBETAファクトリーチームのスティーブ・ホルコムとブラッド・フリーマンの2人がチャンピオン争いを続けてきたEnduro GPでしたが、今年はGASGASファクトリーチームのアンドレア・ヴェローナが初のGPタイトルを獲得しました。

ヴェローナは4ストローク250ccのEC250FでEnduro1クラスにエントリー。全14ラウンド中13ラウンドでクラス優勝を果たす活躍で最終戦を前にチャンピオンを決定。さらにEnduro1、Enduro2、Enduro3の混合順位で争うEnduroGPクラスでも最終戦ドイツGPのDAY2を残してチャンピオンが決定。

ちなみにクラス分けの内容だが、Enduro1は2ストロークおよび4ストロークの250cc以下クラス、Enduro2は4ストロークの255cc〜450ccまで。そして、Enduro3は2ストロークの255cc以上か4ストロークの450cc以上という設定。必ずしも排気量の大きさが速さとイコールではないEnduroGPの難しさがよくわかりますね。

なお、最終戦ドイツGPには日本から太田晴美、保坂修一の2人がエントリーしていました。太田はウーマンクラスにエントリーし、DAY1、DAY2ともに1周目の途中でタイムアウト。ジュニアクラスにエントリーした保坂はDAY1は2周でタイムアウトとなりましたが、DAY2はオンタイム完走という結果に。

2022 WPTGlobal FIM EnduroGP World Championship Rnd7 GP of Germany: D2 Highlights

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