トライアンフモーターサイクルズジャパンは、モトクロスモデル「TF 250-X」の2026年モデルを発表しました。昨年世界に向けてデビューしたTF 250-Xですが、早速行われた今回のモデルチェンジでは吸排気系とエンジンマッピングに主な改良が施されています。また、昨年は見送られた日本市場への導入ですが、今モデルから2025年7月より国内発売が開始されます。価格は未定です。

2026年モデル TRIUMPH TF 250-Xの主な変更点

トライアンフが発表したTF 250-Xの2026年モデルは吸排気系を見直し、新しいエアボックスとサイレンサーを採用。これらはエアフローの最大化を目的として再設計されており、FIMやAMAのレースにおける音量規制にも適合しています。この新しい吸排気システムに合わせてエンジンマッピングも最適化され、全回転域でのパワーデリバリーとスロットルレスポンスが向上しました。

クラッチシステムには高性能なExedy製クラッチを実装。これにより、トルク容量が増加し、よりダイレクトな操作感と、過酷な状況下での耐久性向上が図られています。また、サスペンションセッティングも見直されています。ミッドストロークにおけるコントロール性が改善されたほか、シャーシバランスの向上とコーナリング安定性の強化が図られました。整備性と信頼性の面では、バッテリートレイのレイアウトが改良され、アクセス性が向上したことでメンテナンスが容易になりました。また、オイル窓も再設計され、視認性と精度が高まっています。

エンジン&トランスミッション
タイプ単気筒4ストロークDOHC
排気量249.95 cc
ボア78 mm
ストローク52.3 mm
圧縮比14.4
システムDellorto™製スロットルボディ、 Athena EMS
エグゾーストシステムシングルサイレンサー
ファイナルドライブ13/48
クラッチ湿式多板Bellevilleスプリング
トランスミッション5 速
シャーシ
フレームアルミ製 スパイン&ダブルクレードル
スイングアームアルミ製
フロントホイール21" x 1.6"
リアホイール19" x 1.85"
フロントタイヤ80/100 - 21
リアタイヤ100/90 - 19
フロントサスペンションKYB 48mm コイルスプリングフォーク、圧側/伸び側調整、トラベル量 310mm
リアサスペンションKYB コイル、圧側調整(高速と低速)、伸び側調整、トラベル量305mm
フロントブレーキBrembo製ツイン24mmピストン、260mmディスク
リアブレーキBrembo製シングル26mmピストン、220mmディスク
インストルメントディスプレイと機能アワーメーター、マルチファンクション スイッチキューブ
寸法・重量
ハンドルを含む横幅836mm
全高(ミラーを含まない)1270mm
シート高960mm
ホイールベース1492mm
キャスターアングル27.4º
トレール116mm
車体重量104kg
タンク容量7 L