ISDEイタリアの会場でダンロップが新製品「GEOMAX EN92」を発表、エンデューロタイヤのラインナップを拡充しました

革新的なトレッドデザインと構造

これまでダンロップのFIMエンデューロタイヤとして親しまれてきた「GEOMAX EN91」の後継モデルが、イタリアで開催されているISDE(インターナショナルシックスデイズエンデューロ)の会場で発表されました。ミディアムコンパウンドの「GEOMAX EN92」と、より柔らかい「GEOMAX EN92 SOFT」の2種類がデリバリーされることで、より幅広い地形やコンディションに対応できるようになります。

「GEOMAX EN92」は、ドライ、草地、フラットなダート路面でのグリップ力、追従性、トラクションを発揮するよう設計されています。一方、「GEOMAX EN92 SOFT」は、濡れた路面、木の根が多い場所、凹凸のある岩場などでの性能をさらに高めています。

ダンロップ・モーターサイクル・ヨーロッパのマーケティングマネージャー、ロベルト・フィネッティ氏は、「GEOMAX EN92の導入により、EN91で証明された成功をさらに発展させ、オフロードでのさらなるパフォーマンスと多様性をライダーに提供します。この製品は、スキルの高いエンデューロライダーから週末の愛好家までを対象に設計されており、困難な地形で比類のないグリップとトラクションを提供します」と述べています。

「GEOMAX EN92」は、前モデルの性能を基盤としながら、より幅広いコンディションで性能向上を実現することに重点を置いて開発されたとのこと。フロントタイヤには、EN91で採用された千鳥状のブロック配置を継続しつつ、中央部分のランド比を低減することで、硬い路面や岩場でのグリップを向上させました。

旧モデルEN91はFIMエンデューロタイヤらしい見た目の真四角のブロックパターンでしたが、今回は様々な特性を持たせるために、リアタイヤには優れたトラクションとスライドコントロールを実現するV-ブロック・テクノロジー(V-BT)が、また柔らかい路面でのトラクション性能を向上させるレインフォースド・スクープ・テクノロジー(RST)が採用されています。V字ブロックは、まるでマディ用タイヤMX14のようにも見え、旧モデルのEN91から外観上も大きく変貌しています。

サイズラインナップ

フロント

  • 90/90-21 54R TT (GEOMAX EN92)
  • 90/90-21 54M TT (GEOMAX EN92 SOFT)

リア

  • 120/90-18 65R TT (GEOMAX EN92)
  • 140/80-18 70R TT (GEOMAX EN92)
  • 140/80-18 70M TT (GEOMAX EN92 SOFT)