Off1では2025年もたくさんの記事をアップしてきました。特に力をいれてきたのはオフロードバイクのレビューですが、実際に総アクセス数、エンゲージメント時間などをあらためて掘り返してみると、レビュー記事に人気が集まりました。さて、大晦日の今日、編集長稲垣と共に1年を振り返ってみましょう

2025年 年間アクセス・トップ20

記事のページビュートップ20です。タイトルをクリックして、あの時の興奮をもう一度振り返ってください。忖度なし、実際の順位を反映させています。ちょっとオフロードバイクの社会全体からは、外れ値もあるかもしれません(笑)。

第1位:弾けるゴムのようなトルク感、TMの4スト250

なぜこのインプレが1位なのか…その理由は「弾けるゴムのようなトルク感」にあると推測します。TM MOTOも今年は躍進の1年でしたね。高圧縮・点火時期早め、なのにおかしい粘り方をする謎エンジン。これをうまく使えたら、ビョーンと飛んでいけそうな気がしました。

第2位:80馬力の最強公道モタードが爆誕、Stark VARG SM

Stark Vargはインプレ記事を2本書きましたが、それらを上回って、モタードバージョン発売のニュースが2位でした。まぁ80馬力のモタードを街で乗れるって思ったら、たしかにクレイジーですね。なお、Vargをインプレしてきた稲垣から言わせれば、アスファルトであっても80馬力を解放する気にはなれません。たぶんリッターバイクより遙かに危険です。

第3位:ヤマハ、新型WR125Rを欧州で発表

みなさんの期待がこんなに4スト125ccにあるとは思ってもいませんでした。こちらは、インプレではなく欧州発表のニュース。苦労して取材した記事よりも、ニュース記事の方がPVを稼ぎ出す。これはWEB媒体ではよくあることです(涙)。

第4位:新型DR-Z4S/SM ファーストインプレッション

伝説の再臨。日本のオフロード界が最も待ち望んだ1台。佐野新世さんのインプレも好評でした! 佐野さんは、インプレした直後にDR-Z4Sを注文してしまった惚れ込みよう。ちなみに、インプレする前にDR-Z4SMを注文済みでした。それにしても、ほんとに軽快な400ccだったな……。

第5位:HRCから登場か、CRF450RX Rally

もしや一般人にも乗れるのでは!? と勘違いされた可能性大と思っています。違います、こちらのCRF450RX Rallyは世界50台限定、ラリーライダーにだけ購入の権利が与えられる、純粋なレーサーです。そして、2026年1月3日から藤原慎也の手によって初ダカールへっ! ちなみにこちらはホンダ公式が発表する前にすっぱ抜いたニュース記事でした。

第6位:ドゥカティ初のMX「Desmo450 MX」発表

イタリアの至宝が土の上へ。歴史的な転換点。昨年から話題になっていたドゥカティのモトクロッサーがいよいよ市販車として発売のニュースです。インプレは後日太田幸仁に乗ってもらいました。

第7位:KTM初のトレール? 390/125ENDURO R

外車勢が日本の公道市場を本気で取りに来た、かどうかはわかりませんが、DR-Z4Sよりだいぶ安いお値段でパフォーマンスも抜群。こちらも発売のニュースです。インプレも後日掲載済み。

第8位:スヴァルトピレン 旧型格安セール情報

今年はKTMとハスクバーナの旧型がセール価格に。特に編集部が注目したかったスヴァルトピレンをニュースに仕立てました。

第9位:EVバイク STARK VARG 試乗インプレ

濱原颯道による、日本国内でのインプレ記事です。スペインでのVargインプレ記事も好評でした。

第10位:ヤマハ WR125R 国内発売決定(53.9万円)

夢が現実になった瞬間、アクセスが爆発しました。ほんと、びっくりするくらいユーザーの関心が高いです。

第11位:CRF450RX RALLY 正式発表!

ダカールへの道が一般ライダーにも開かれた瞬間。ホンダから正式発表があったあとのニュース記事です。より細かい情報までフォローしています。

第12位:スクランブラー400Xで気づく車高のメリット

編集部イザワ、身長159cmの目線による切実なインプレ。トライアンフの400ccシリーズはほんと乗っていて気持ちいいですよね。

第13位:スズキ、DR-Z4S/SMを国内正式発表

10月8日のオンセール情報は業界を駆け抜けました。

第14位:東京モーターサイクルショー2025 Off1目線

リアルイベントでの新型車チェックは必須コンテンツ。

第15位:DR-Z4S/SM 8,999ドル。北米価格からの推察

発売前の価格予想は常にファンの関心事。

第16位:ドゥカティ、デスモのエンデューロ版を電撃発表

MXに続きED界にも激震。ドゥカティの攻勢止まらず。

第17位:話題の“空冷式グローブ”を徹底テスト

用品レビューでも「機能性」へのこだわりが強いOff1読者。ツーリング向けのプロダクトは大きな話題になります。ここブルーモンスタークロージングさんとは、来年なにかでコラボしたいと企んでいます(一方的に)。

第18位:下田丈、AMA SMX最終戦で初チャンピオン!

日本の誇り。歴史を塗り替えた感動の瞬間。個人的にはこれが1位であってほしい。そもそも、みなさんAMAで日本人がチャンピオン獲る日が来ると思ってましたか? 僕はほんと思ってませんでした。下田丈と同じ時代を生きることが出来た奇跡を来年も噛みしめたい。

第19位:全日本MX 川井と本田、抗議の裏にある想い

レースの表面だけではない、ライダーの心情に迫る。超絶ストイックなコンテンツ。

第20位:WR125R ぎゃんぎゃん回せる楽しさインプレ

実際に乗って分かった「小排気量の正解」。これは年末に出したのに、上位に来たのでポテンシャルはすごく高い!

2025年を象徴する3つの切り口

「じっくり読まれた」エンゲージメント賞

アクセス数だけでなく、1人あたりの滞在時間が非常に長かった「ディープに読まれた」記事をご紹介しましょう。

濱原颯道によるSTARK VARG エンデューロインプレ

技術的な解説に多くの読者が釘付けになりました。編集部もわざわざスペインまで出向いたかいがあったもんです。

藤原慎也、モロッコラリーのメンタル崩壊を越えて

ラリーの過酷さと人間ドラマが深く浸透しました。1月3日からは、ついにダカールへ!

Off1ラジオは田中太一回から激増

2025年の新しい試みとして始めたOff1ラジオパイロット版も、あっと言う間に1年が経ってしまいました。めでたく1年を終えて、2026年から「パイロット版」の表記を取り払い正式ローンチとしたいと思います。

田中太一に聞いてみよう! vol.2「コーナーの速度を上げる話」

最も聞かれたエピソードは、田中太一のゲスト回です。正直、僕も数字を狙いにいったところがあって、思い通りのみなさんの反応にしめしめと思ったものです。Off1ラジオですが、じわじわとリスナーを増やしていたところ、この田中太一回から倍増。年末にかけて、またさらに増えている状況です。田中太一の解説は、まさに田中ライテクの真骨頂というべきもので、エルズベルグロデオに挑戦する際にアメリカで身につけたコーナリング哲学を披露してもらいました。

サスペンション基礎の基礎 vol.1 そもそもサスペンションの“硬い・柔らかい”って何? Technix小倉さん監修

第二位は、サスペンション基礎の基礎。こちらは現場でも「聞きました!」の声をたくさんいただきました。どういうわけか、Off1ラジオは現場で話題にしてくれる人が多いのです。PV数からすると圧倒的にWEBコンテンツが多いのですが、Off1ラジオは各々のリスナーにかなり深く刺さっている気がします。また、こういった知識回が特に聞かれる傾向にありますね。小倉さんに監修いただいたサスペンションの基礎の基礎は、そもそもサグってなんでとるの? どういう意味? 減衰ってなに? とおいてけぼりにされがちな基礎知識を詰め込みました。これは僕の信念ですが、基礎は優しくない。基礎こそ、本当に理解するのが難しいものなのだと、思っています。というわけで来年はどんどん知識回を増やしていきたいと思います!

YoutubeはWR125Rが圧倒的

YAMAHA WR125R ファーストインプレッション

youtu.be

Yotubeで展開しているOff1チャンネルは、あまりアクティブに活動できていませんがWR125Rのインプレは好評でした! できるだけ2026年も映像配信を頑張って参ります。

2026年に向けて

これを書いている今、まもなく紅白歌合戦が始まりそうです。SNSをみていると、この大晦日にあっても「走り納め」と称してコースなどに走りにいっているユーザーのなんと多いことか。あなたがたは、走り納めと言いたいだけですよね。どうせ、明日には走り初めとか言うんでしょう? そんな愛すべきオフロード民の方々へ、来年も引き続き人生のスパイスになるようなコンテンツをお届けしていきたいと思っています。それでは、良いお年を!