ODI
リグリップ

カラー : ブラック
価格 : ¥2,484(¥2,300)

で、さらにオフ気分を盛り上げるために、グリップはODIのマーティ・スミスリグリップを投入。

ハンドルバーには、左右ともにスイッチボックスの位置決め用の孔があいているのだけど、このこだわりのグリップを使うには、もう少し外にスイッチボックスをつけたかったので、自分で孔をあけなおした。

コイツの素晴らしところは、コブがついていて、スタンディング時にここを指のつけねあたりにあてると、ちょうどいいポジションであることが確認できることだ。だが、今の僕にはそんなのは関係ない。トマゼリのヴィンテージっぽさと、モトクロッサーっぽさをあわせもった雰囲気こそが秀逸。

つまりこんな感じ。ポン付けでつけるより、2cmくらい広くなった感じだ。末端の処理の雑さもオフ車っぽい(嘘)。

話が長くなったけど、ハンドルのウェイトを外して、アーマーガードを入れて、グリップも分厚い純正から薄いMXグリップに変えて、いわゆる馴染みのある「エンデューロ仕様」になると…少し振動がくる。

Photo.KImney

もちろん疲れるような振動じゃない。日本一周の旅に出るなら、ウェイトをつけていきたいけど、奥多摩まで遊びにいく毎日なら、このくらいの振動がオフ車っぽくて気持ちいい。ともかく、ポジション、振動ふくめて、クロスカブがめっちゃオフ車っぽくなった。

実は、そこまでハンドルに期待していなかったのだけれど、実際乗ってみたら本当に最高。

Photo.Mana Saitoh

クロスカブに求めるのは、気分だ。もちろん、オフロードでの「押さえ込み」のしやすさなんかも、あったらいいのだけれど、このハンドルを握っていると、ストリートでもオフロード気分に浸れる。オフ車に乗れよってか? いや、クロスカブの便利なところを活かしながら、オフ車っぽいのがいいのだよ。レーサー持ってる人とか、トレールをもう一台買うってのもなかなか難しいでしょう? そこで、オフっぽさをもったクロスカブですよ。あなたの通勤も、オフの花畑にかわること間違いなし。