石戸谷蓮の2018年「これ以上、前に進めない、と思うセクションには出会えなかった」

2018 エルズベルグロデオ アイアンロード1本目(予選)石戸谷蓮

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2018年、いよいよはじまった石戸谷蓮の5カ年計画。日本勢としては3年ぶりのチャレンジで、チェックポイント14まで到達。2015年の矢野和都と同じ位置で4時間を終えた。順位としては141位だ。

予選を204位、決勝を辞退した人のおかげで繰り上げ、198番手として4列目スタートとなった石戸谷。JNCCでほとんど百発百中のスタートを決める石戸谷も、今回ばかりは集団に飲まれてしまう。

たかだか、6名ほどに前に行かれただけで、この有様だ。視界の悪さでさらに出遅れ、立ち上がりは4列目の第2集団といったところ。

難しいヒルクライム、ウォーターパイプも一発クリアしていく石戸谷。「一発クリアでしたよ」とのこと。

ゴール後、石戸谷が言った一言は象徴的だ。「楽しい! 最高です!」

これまで、エルズベルグロデオは僕が取材してきたこともあって、その恐ろしさや難しさにフィーチャーして日本に配信してきた。実際、田中太一も、矢野和都も、楽しいというよりは「辛く、きつく、怖い」ことが先立っていたと思う。

「少なくともチェックポイント14までは、自分の中で恐怖を感じたり、これ以上はスキル不足で先に進めないようなところには出会いませんでした。落ち着いてトライできれば、とても楽しいレースだと思います」と言う。