現在、ホンダとKTMの熱戦が繰り広げられているダカールラリー。そのホンダの誇るCRF450RALLYには、日本が培ってきた様々なハイエンドテクノロジーが仕込まれている。今回は、足下であるスイングアームに密着してみよう。

熊本、合志市で製作されるスイングアーム

このスイングアームを製造しているのが、スイングアーム自体にもスポンサードロゴが入っている合志技研工業株式会社だ。Off1.jpでも、おなじみ、サプライヤーの立場からさらなる品質向上を目指し、全日本モトクロスに開発チームを出走し、活動を続けている。

スイングアームの製造は、ここからはじまる。ただ単なるアルミ角パイプを…
※このスイングアームは、CRF1100Lアフリカツインのものです

角パイプの内側にオス型がはいっていて、まわりをメス型がつつむ

スウェージング、という加工ができるマシンへ投入する。スウェージングマシンは、振動で角パイプを打ち付け、テーパーの形状にするもの。絞りを作るのだが、いわばアルミの鍛造だ。