アメリカ・テネシー州にあるロレッタリン・ランチにて開催中の全米アマチュアモトクロス選手権Womenクラスに、全日本モトクロス選手権レディースクラス2019年チャンピオンの本田七海が参戦中。追い上げ21位で終えたMoto1の翌日、現地時間7月31日、ゲリラ豪雨による影響を受けながらも本田はMoto2でトップ10に入る走りを見せた。
好調なペースで7位争いを展開、9位フィニッシュでトップ10に入る
本田が出場するWomenクラスMoto2が、現地時間7月31日に行われた。レース直前に雷の影響で1時間ほどレースが中断、レーススケジュールの変更が行われたが、Womenクラスは天候回復後にレースが開催された。
Moto2、本田はスタートで抜け出し10番手あたりにつけると、前のライダーをかわし2周目で8番手に浮上。さらに好ペースで追い上げ、5周目で7位にポジションを上げた。本田が2分17秒台で走行する中、8番手につけるカリー・サットン(CALLIE SUTTUN)は2分19秒台、9番手につけるミラ・バルティック(MILA BALTYK)は2分14秒台というラップタイムで本田を猛追。レース終盤にかけて攻防戦が繰り広げられた。6周目にバルティックが本田をかわし7番手へ。さらに後方から迫るサットンがラスト2周というところで前に出る。本田は最後まで粘るも、9位でチェッカーを受けた。なお、2ヒートを終え、本田は現在総合14位につけている。
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www.youtube.com一方、Moto2でホールショットを獲得したのはカイライ・ストーリングス(KYLEIGH STALLINGS)。Moto1で優勝したラクラン・ララ・ターナー(LACHLAN "LA LA" TURNER)はスタートで出遅れたが、1周目でトップに立ちレースをリードする。トップのターナーに続き、2番手にストーリングス、3番手にジョーダン・ジャービス(JORDAN JARVIS)という順位でレースは進行。レース中盤にはジャービスがストーリングスに迫るが、横並びになるかというところでジャービスが転倒。すぐに復帰するも、トップ3台の感覚は開き、そのままフィニッシュとなった。
Womenクラスのレースはあと1ヒート。Moto3は1日空いた現地時間8月2日午前11:30(日本時間8月3日午前1:30)にスタートする。Moto1の21位という結果に悔しさを滲ませ、Moto2では8位フィニッシュと好成績を収めた本田。最後のレース、Moto3にも期待が高まる。