CRF450Rが変われば、当然CRF450RXも変わるだろう。今回、思い切り攻めた構成でデビューした21モデルは、むしろXCにこそマッチするのではないか。

油圧へチェンジして引きを軽く、システムを見なおして27%強く

カワサキのように機構自体を変更しているわけではないが、一新されたクラッチは、スプリングを強化するだけでなく、フリクションプレートを1枚増やして8枚にし、強化された。

 

また、長年Team HRCに採用されていた油圧クラッチがついに採用。

クラッチレバーの引きの軽さは、20モデル比でかなり軽くなっている。クラッチを全体的に容量を増やして強化したことをカバーする目的もあって油圧クラッチを投入したものと考えられるが、つまりは中低速、あるいは高回転域でも大幅にパワーアップしたことが最終的に油圧クラッチ化につながった…ということだろうか。