オフロードバイクとしては、ある程度重さがあるものの、高速での安定性や舗装路での使い勝手やパワーは紛れもなく新世代のトレール。CRF250Lは、林道を走る分には何の申し分もない優等生だ。だが、これをエンデューロレースに持ち込むとしたらどうか。2年間、日高2デイズエンデューロをこれで戦い続け、きっちり進化させてきた釘村忠のCRF250Lを見てみよう。
いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる
![画像1: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/bbb695186b25f8531468875fe367d9edb994b203_xlarge.jpg)
最も釘村が意識していたのは、CRF250Lのエンデューロへの適化。
CRF250Lは、CBR250Rとエンジンを共通にしていることもあって、そちらからECUなどのパーツを盛り込むことも考えられたが、バイク全体の耐久性などを考えてパワー系統に関してはスタンダードを保持している。
![画像2: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/f58d8bbb05b57101db5e7a8adfb60e948acbe2d7_xlarge.jpg)
最も驚くべきは、タンクとシュラウドだ。スリム化と軽量化を実現するために、CRF250Rのものを釘村のレースユースにあわせたクオリティで流用している。まるで純正のようなつながりは、目を疑う。
![画像3: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/9557efe7610ffd67857e6a38863b15c2089fbc91_xlarge.jpg)
細かなパーツには、ZETA製をふんだんに取り入れた。
![画像4: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/2c341322a15a22b0637bc9de280e285ba7a03fab_xlarge.jpg)
ホイールは剛性を求めて、TGRに換装。
![画像5: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/7e79621ce6386c0c019cdd2f746a1a8c847e122b_xlarge.jpg)
DELTAのエキゾーストは、トレールカスタムの定番。
![画像6: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/78fdf27650c954b1c477ec3f42d94fe80d27b9bb_xlarge.jpg)
ライトカウルを変更することで、ハンドリングが相当軽くなる。
![画像7: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/4b354a8829aeaf0ffd9a948f6f1d508f870ce209_xlarge.jpg)
RAPTORのステップは、釘村が愛用するもの。
![画像8: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/80e1de62056ce5cca3054884261a90e71d954ef8_xlarge.jpg)
ISAのスプロケットで、ドリブンを49Tに。相当にショートな設定。
![画像9: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/bc3ef0b422ce5c2ea8b1432fdf012c6efea3798f_xlarge.jpg)
ラジエターガードこそ、トレールをエンデューロで乗るための、必須装備だ。
![画像10: いたずらにパワーをあげることがチューニングではないと知らされる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/23/71feb5103e13bcd0b7a6c255d5c93ddcf76d5631_xlarge.jpg)
テクニクスでモディファイしたサスに、ビレットのブラケット。トレールで不足する剛性感を補ってくれる。