2021年ダカールラリーは、Hondaワークスが2連覇を果たした。例年通りのシーソーゲームの展開がはやいうちに収束、ホンダの勝利は手堅いかと思われた終盤、しかしその結末はわからなくなった。現場で指揮をとった本田太一MGは、「最終日のフィニッシュラインを迎えるまで勝利は確信できなかった」と独白する。

コロナ禍でも怠らなかった準備

前回大会で使用したマシンの解析を行い、改良を加えたマシンを、クロスカントリーラリー世界選手権への参戦、実戦テストを通して、仕上げて行くのが例年の流れだが、今年はコロナの影響で、実戦テストは叶わなかった。

Hondaワークスはライダーそれぞれに試す予定だった部品を、各ライダーに直接送って、各々でエンジンやサスペンションの特性を試し、リモートでフィードバックをもらいながら、マシンの方向性を探っていった。幸いにして、各ライダーはバイクに乗れる環境にあった。リッキー・ブラベックはアメリカの自宅前に広がる砂漠で、ホセ・イグナシオ・コルネホやケビン・ヴェナバイズも、自宅近で乗れる環境があり、それぞれトレーニングに励んだ。スペインに住むホアン・バレダは、地理的制約から、ラリーのような練習環境はなかったが、モトクロスコースやエンデューロコースでの練習に励み、バイクに乗ることは欠かさなかった。

チーム揃っての実戦テストができたのは、10月に開催されたアンダルシアラリーだが、そこではライダーからはマシンに対してポジティブなフィードバックが得られ、開発陣とライダーが同じベクトルであったことを確認できた。

画像: リッキーには、ジョニー・キャンベルが、その他のライダーにはヘルダー・ロドリゲスがつき、コロナ禍でもナビゲーション能力等、ラリー競技に必要な能力についての特別指導を行っていた。

リッキーには、ジョニー・キャンベルが、その他のライダーにはヘルダー・ロドリゲスがつき、コロナ禍でもナビゲーション能力等、ラリー競技に必要な能力についての特別指導を行っていた。

熟成を重ねたCRF450Rally 

前回大会からは大きく変えずに、熟成を重ねながらセッティングをつめていったという。南米大陸からサウジアラビアで舞台を移したことで、必ずしもTOPスピード域ではない、エンデューロコースのような中低速でタイムを争う場面が増えた。そのためより中低速でライダーの思い通りに走れるような方向性で、エンジン・サスペンションともに熟成を図り、トラクションコントロールも各ライダーに合わせた念密なセッティングを施した。他メーカーでマシントラブルが多発する中、Honda勢はマシントラブルを一切発生させなかった。

画像: 詳細は明らかにされていないが、ラリーを走る上でライダーをサポートできるような、トラクションコントロールを始めとした様々な電子制御が搭載されている

詳細は明らかにされていないが、ラリーを走る上でライダーをサポートできるような、トラクションコントロールを始めとした様々な電子制御が搭載されている

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