全6戦でおこなわれる2023年全日本スーパーモト選手権に向けて、うえさか貿易を母体とするTM Racing Japan Supermotoが結成

全日本スーパーモトに新風を吹かせる4名

昨年よりイタリアの名門ブランドTM Racingの輸入元であるうえさか貿易が経営体制を一新。北海道から東京の虎ノ門へ本社を移し、代表取締役に梅田祥太朗氏が就いた。そしてこの春に新生TM Racing Japan Supermotoを結成すると発表。2023年は4名のライダーで全日本シリーズへ参戦するとのこと。

画像1: 全日本スーパーモトに新風を吹かせる4名

メンバーは、左から廣瀬 彰信、新沼 伸介、小原 堅斗、梅田 祥太朗。なかでも小原は最高峰クラスS1Proの昨年度チャンピオンであり、梅田氏はS1チャレンジ S1オープンクラスのチャンピオン。出来たばかりの新しいチームながらチャンピオンを擁し、小原にとってはタイトル防衛の1年となる。

画像2: 全日本スーパーモトに新風を吹かせる4名

梅田氏は「元々、この3人が所属するチームの走行会に僕が参加したことがきっかけで、仲良くさせてもらっていました。たまたま廣瀬さんが乗っていたTMのSMK450に乗らせてもらった時にこんなに素晴らしいバイクがあるなんて、と感動したんです。それが元々、うえさか貿易を引き継ぐことになった大きなきっかけなんですね。去年、僕もスーパーモトのS1チャレンジS1OPENクラスに参戦してきたのですが、そのときもこの3人にお世話になって成長できて、結果的にチャンピオンを獲ることができました。僕がうえさか貿易を引き継いで、この4人のチームでTMと一緒に戦えるというのは恩返しみたいなものでもあるんです。

画像3: 全日本スーパーモトに新風を吹かせる4名

最大の目標はみんなで楽しむことですが、それだけでなくレースのハードルの高さをできるだけ低くして参入障壁を下げていきたいと考えています。そのためにも今年はトラックを導入してファシリティを充実させています。一緒にいて楽しい、走って楽しい、TMに乗ってくださるお客さんがそうやって集まってくれるようなチームでありたいと思っていますね」と語る。

小原 堅斗ーー5年目でチャンピオンへ。今年はSMK450でタイトルを狙いに行く

画像1: 小原 堅斗ーー5年目でチャンピオンへ。今年はSMK450でタイトルを狙いに行く

2022 MFJ全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス シリーズチャンピオン2022 MFJ全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス シリーズチャンピオン
2023 MFJ全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス ゼッケン#1
マシン:TM Racing SMK450 Fi ES 4T 2023

「元々全日本モトクロスをIBクラスで回っていたのですが、2018年からスーパーモトに転向しました。2019年にS1OPENでチャンピオンを獲って、2020年からS1Proに上がりました。昨年まで乗っていたハスクバーナはモタードとして完成車が売っているのですが、このTMもやはり同じようにモタードとしてメーカーが完成車を作り込んでいる車両なのでとても楽しみです。YouTubeで欧州のTMライダーを見てもやはりカッコイイんですよね。ただ、見た目からしてTMは凶暴な車体だなと思っていて、乗りこなすのは一筋縄ではいかなさそうです。

画像2: 小原 堅斗ーー5年目でチャンピオンへ。今年はSMK450でタイトルを狙いに行く

まずTMは車体がコンパクトで、他社と比べてホイールベースが短めに設定してあります。みなさんのバイクを見ていてもすごいパワーが出ていて、加速力も格段に高いです。戦闘力は非常に高いのですが、その分シビアなバイクなんです。だからどう練習して、どう身体を作っていくか、セッティングをどうするか、今からいろんなことを考えています。

昨年チャンピオンを獲ったから完璧、とは思っていません。伸ばせる部分はまだまだありますし、もっと詰めていけるから、今年はさらに楽しいレースができるんじゃないかなと思っています」

新沼 伸介ーー46歳、目指すは表彰台

画像: 目指すはタイトル防衛、最強の布陣でTM Racing Japan Supermotoが誕生

2022 MFJ全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス シリーズ8位
2023 MFJ全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス ゼッケン#8
マシン:TM Racing SMK450 Fi ES 4T 2023

「元々、10代の頃から走り屋で、30歳くらいの時にレース中のアクシデントで大怪我しちゃってバイクを降りていました。家庭をもって子供育てたりしているうちに、もう一回レースをしたいなと思って250からはじめてシリーズチャンピオンを獲れて。そのあと危険な大きな排気量にはあまりいきたくないなって思って、ダートトラックやスーパーモトへ移行したんですね。廣瀬がそのときチームに誘ってくれて、いまスーパーモト歴6年くらいになります。

画像: 新沼 伸介ーー46歳、目指すは表彰台

TMも廣瀬が勧めてくれて乗るようになりました。一昨年までのTMはだいぶ難しさが際立ってましたが、だんだん優しくなってきましたね。2023年モデルの自分のマシンが届いて乗ってみたら、これならいけそうだなと思いました。

去年はヒート1の最後までしか体力がもたなかったので、体力の向上が課題ですね。ここ最近は筋トレをしっかりしています。これまでのベスト順位は5位で、年間ランキングが8位ですから、今年はランキング5位以内に入り、1回は表彰台に乗りたいなと思っています」

廣瀬 彰信ーー日本のモタード黎明期から続けている最古参、チームの世話役

画像1: 廣瀬 彰信ーー日本のモタード黎明期から続けている最古参、チームの世話役

2022 全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス シリーズ10位
2023 MFJ全日本スーパーモト選手権 S1Proクラス ゼッケン#10
マシン:TM Racing SMK450 Fi ES 4T 2023

「スーパーモトのキャリアはとても長くて、MFJのレースができる前からスーパーモトに参戦しています。だいたい1998年くらいからやっていて、お台場でやっていたマルチプレックスというイベントにも参加しています。

2000年くらいにTMの車両を見ていたんですがとても高い印象があって、いつか乗れるようになるのかな、なんて思っていました。いま45歳なんですが、ようやく乗れる歳になったということでしょうか(笑)。3年ほどTMに乗っていますが、最初乗った時は予想以上でした。車体の反応速度も、エンジンのピーキーさも、とにかく車両が求める要求が高い車両でした。22年モデルから新型のフレームになったのですが、すごく乗りやすくなりましたね。世界で何百人しか乗れないバイクだったのが、だいぶ幅広い層へ訴求するバイクになった感じです。

画像2: 廣瀬 彰信ーー日本のモタード黎明期から続けている最古参、チームの世話役

去年までは僕がチームのリーダーをやっていて、宿の手配とかもやっていたんですが、もう自分のことに集中させて欲しい(笑)と思いまして。6年チームの面倒をみてきたんで、今年は相談役です!」

画像3: 廣瀬 彰信ーー日本のモタード黎明期から続けている最古参、チームの世話役

大宮にはチームの拠点にもなる直営のショールームが作られており、この拠点をTMオーナーに使ってもらう計画なども随時発表されるそう。

画像4: 廣瀬 彰信ーー日本のモタード黎明期から続けている最古参、チームの世話役

新沼氏の2023モデルTM Rracing SMK450 ES Fi 4T 2023。PINK Edition外装が非常に目立つ!!

SUPPORTED BY

ヤマハのサイトはこちら スズキのサイトはこちら ホンダ ​​ KTM ハスクバーナ・モーターサイクルズ GASGAS FUMA+1のサイトはこちら Technix j1 j1

SPECIAL THANKS

ポカリスエットのサイトはこちら アライヘルメットのサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.