各ライダー、シーズンを通して培ってきた実力を存分に発揮した最終戦。年間チャンピオンは誰の手に渡るのか……!

2023 44キッズクロス最終戦
日時:2023年6月18日(日)
会場:鈴鹿ツインサーキット(三重県)

1月から始まった44キッズクロス2023シーズンもついに最終戦を迎えました。当初は全7戦を予定していましたが、第2戦と第7戦が中止になったことで総レース数は5戦に変更され、第6戦が最終戦となりました。

当日は梅雨の中休みということで厳しい暑さが心配されましたが、ほどよく曇り、ライダーにとっても観客にとってもちょうど良い気候となりました。今大会の開催クラスはスーパーMOTO-E/ファースト50/スーパー50/リミテッド50/ファースト65/スーパー65/85・150/エンジョイクラスの全8つ。年間チャンピオンシップの対象となる上位クラス(スーパーMOTO-E/スーパー50/スーパー65/85・150)ではトップ争いが白熱し、最後まで目の離せないレースとなりました。

丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス

スーパーMOTO-Eクラスでは、これまで丹羽群青(#99)がポイントランキングトップを維持してきました。しかし、成長著しい広野康輝(#122)が16ポイント差でランキング2位につけており、最終戦も気を抜けない状況が続きました。

画像1: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス
画像2: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス

ヒート1、スタートで反応の良さを見せた福本裕士(#85)がホールショットを獲得。続いて丹羽、宮崎智也(#38)、広野と続いていきます。スタートで出遅れた丹羽と広野は追い上げを強いられましたが、冷静に前のライダーをかわしていき、丹羽、広野という順でレースをリードしていきます。

画像3: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス

スーパーMOTO-Eクラスはマシンパワーを考慮しショートカットコースで行われましたが、テーブルジャンプやリズムセクション、フラットコーナーなどを含んだレイアウトで、ライダーのテクニックが求められました。トップを走る丹羽は持ち前のライディングテクニックを生かしてスムーズに走行。後方との差を広げ、独走状態に持ち込みます。一方、広野も周を重ねるごとにペースアップしていきますが、丹羽には届かず2位でゴール。

画像4: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス

ヒート2は、丹羽が好スタートを決めトップを快走していきます。最後まで安定した走りでトップを守り切り、見事パーフェクトウィン! 2年連続で年間チャンピオンを獲得しました。なお、丹羽にとって今大会は、いつも一緒に来ているお父さんが不在というイレギュラーな状況の中でのレースでした。いつもとは違う環境かつ年間チャンピオンへのプレッシャーがかかる中、一度も転倒することなくトップを走り切った姿からは、ライダーとしてのメンタルの強さも感じられました。

画像5: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス

ヒート2で丹羽が独走する一方、後方では4番手争いが白熱していました。序盤は森陽平(#9)、広野あかり(#121)、川北翔(#93)、福本の4人が僅差の状態でレースが進んでいきます。2周目に広野あかりが森をパスして4番手に浮上すると、福本も一気に5番手まで順位をアップ。2人の差は1秒を切り、福本が後方からプッシュを続けますが、福本からのプレッシャーに耐えた広野あかりが4位を守り切りフィニッシュ。

画像6: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス
画像7: 丹羽が力強い走りでトップを独走。スーパーMOTO-Eクラス

また、スペインの電動バイクメーカーTORROTのマシンを駆るライダーが2人参戦し、TORROT同士のバトルを繰り広げました。ライダーは森と川北。7番手を走る森に対し、川北が徐々に差を縮めていく展開で、僅差のままレースは進行していきます。バトルの行方はどうなるか……。観客が見守る中、最終周に川北が森をパス。最後まで諦めずに攻め続けた川北がバトルを制しました

画像1: 小島庸平のワンポイント・アドバイス!

小島庸平のワンポイント・アドバイス!

優勝した丹羽選手は今回も安定していて、ほぼぶっちぎりでしたね。やっぱりコーナリングが上手で、うまくスピードを乗せていくテクニックが生かされていました。また、他のライダーたちのタイムを見ると、丹羽選手との差がそんなに広がらなくなっていて、クラス全体としても成長しているなと感じるレースでした

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