中川と瑛都のトップ争いが白熱。ファースト50クラス
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ファースト50クラスは今回12人のライダーが参戦。中でも熱い接戦となったのが中川奈渚(#70)と瑛都(#58)によるトップ争いです。ヒート1は、ホールショットを決めた中川を瑛都が追いかけてく展開。中川は周回を重ねるごとにタイムを上げていき、後方を引き離しにかかります。一方、瑛都も負けじとスピードを上げ、中川との差を0.8秒にまで縮めます。バックマーカーも見え始める中、両者はミスなく走行。ラストラップまでもつれこんだ攻防戦ですが、結果は中川に軍配が上がりました。
![画像2: 中川と瑛都のトップ争いが白熱。ファースト50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/3e62db696271a3587d3c5ed70fa94e3db2f2fd0e.jpg)
ヒート2で好スタートを決めたのは中川。続いて瑛都が追っていきます。入門クラスとなるファースト50クラスですが、序盤からトップ争いは激しく、瑛都はラインを変えながら中川に迫っていきます。後ろからプレッシャーを与え続け、中川の隙をついてトップに浮上。その後もクラス内トップタイムを記録する勢いで走行し、そのままフィニッシュを果たしました。
![画像3: 中川と瑛都のトップ争いが白熱。ファースト50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/185f687f63d5182e3fb01fbc8e1b61d308d1865d.jpg)
![画像4: 中川と瑛都のトップ争いが白熱。ファースト50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/660b3de6a0c21866344781cad4e0cda5a93d6242.jpg)
また、同クラスに出場した保良心都乃(#7)と保良茉帆乃(#1)はコース走行やレースに慣れていないこともあり、フィニッシュジャンプの手前で立ち止まってしまう場面も見られました。しかし、サポートを受けながらも一生懸命走り切り、今大会のナイスファイト賞を獲得。ここで得た経験は、今後さらに生かされてくるのではないでしょうか。
![画像2: 小島庸平のワンポイント・アドバイス!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/227bcdda13bcfbd98207556f6a9b800a13a39b12.jpg)
小島庸平のワンポイント・アドバイス!
ヒート1で優勝した中川選手は安定感がありましたね。瑛都選手もスピードをつけてきていて、トップ争いも展開して、1年を通してかなり成長を感じました。また、このクラスはレース経験が浅いライダーたちも出られる入門クラスとして設定しているので、ナイスファイト賞を獲得した保良心都乃選手と茉帆乃選手の頑張って走る姿も見られて嬉しかったです
最後まで混戦を極めたスーパー50クラス
年間チャンピオンシップがあるスーパー50クラスは、第5戦を終えた時点でのポイントランキングが松井嶺央将(#66)131ポイント、熊澤蓮悟(#33)130ポイント、齋藤稀(#23)129ポイントと、トップ3の誰が年間チャンピオンを獲ってもおかしくない状況で最終戦を迎えました。
![画像1: 最後まで混戦を極めたスーパー50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/caed09398e32d093bf394c63bb4afef587579c31.jpg)
ヒート1は松井嶺央将が好スタートを決めトップを走行。続いて、熊澤、森陽平(#99)、松井昴頼(#94)、齋藤という順でレースが進んでいきます。トップを走る松井嶺央将と2番手の熊澤は徐々に後方との差を広げ、各々が単独走行となっていきます。一方、トップを追いかける松井昴頼と齋藤は転倒し、追い上げを強いられる展開に。年間チャンピオン候補の1人である齋藤はあわやポイントを落とすかと思われましたが、ここから怒涛の追い上げを見せていきます。
![画像2: 最後まで混戦を極めたスーパー50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/4573b7d9eb0d3c0aea4d37f0f8dbf3dfc51e04b1.jpg)
![画像3: 最後まで混戦を極めたスーパー50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/c9af46a7cd012ce6e46a13a004aaffccce3028fc.jpg)
齋藤は序盤で11番手から8番手にまで順位をアップ。レース中盤には3番手の市澄海(#75)を先頭に、森、片山、齋藤によって表彰台争いが展開されました。このまま市が逃げ切るかと思われましたが、ラスト2周というところで片山が3番手に浮上。さらに最終周で齋藤が4番手に上がりました。最後まで片山に迫る走りを見せた齋藤ですが、惜しくも届かず。3位片山、4位齋藤、5位森、6位市という順位でフィニッシュとなりました。
![画像4: 最後まで混戦を極めたスーパー50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/87cc70886a236453463917e2dcd500887aaad4d8.jpg)
ヒート2は森がスタートで前に出ると、熊澤、片山、松井嶺央将、齋藤らが追いかけていきます。トップ5まではほぼ接戦の中、齋藤が抜け出し森をパス。その後も後方との差を広げていきます。
![画像5: 最後まで混戦を極めたスーパー50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/0f28dc4e788266d4079ddd85fbb86540388737d6.jpg)
2番手争いは森、熊澤、市、松井嶺央将によって行われました。森と熊澤の差は約0.6〜0.7秒。ミスが許されない状況の中、森が2番手を守っていきます。一方、4番手を巡る市と松井嶺央将は、お互いのミスもあり毎周順位が変動する接戦に。結果、2位森、3位熊澤、4位市、5位松井嶺央将という順でゴール。
最終戦を終え、シリーズポイントは齋藤と松井嶺央将が167ポイントで同率1位。シリーズを通しての優勝回数が齋藤は5回、松井が4回ということと、齋藤は最終戦での総合結果が松井嶺央将より上ということで、齋藤が年間チャンピオンに輝きました。また、年間ランキング3位に入った熊澤はなんとトップと1ポイント差の166ポイント。最後までトップ3は拮抗していました。
![画像3: 小島庸平のワンポイント・アドバイス!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/399fec957a0055e6dc7ab043818a526a3388f942.jpg)
小島庸平のワンポイント・アドバイス!
スーパー50クラスは今回の上位争いも接戦でしたね。各ライダーのスピードが上がってきているのはもちろん、前のライダーを抜くためのライン取りなど、競い合う中でのテクニックが身についていて、レベルの高さに驚きました
無敗の小磯が完全勝利を収める。リミテッド50クラス
![画像1: 無敗の小磯が完全勝利を収める。リミテッド50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/7e27312eb75ccaa6e6aaba028022d5cd39232dd3.jpg)
リミテッド50クラスは小磯と広野の2人で勝負が行われました。スーパー50クラスと合同で開催される中、ヒート1は小磯がスタートからトップを走行。一方、広野はスタートで出遅れ、ほぼ最後尾から追い上げていきます。広野はスーパー50のライダーを冷静にかわし、序盤で2番手に浮上。小磯も視野に入れますが、その差はすでに大きく、結果小磯がトップでフィニッシュ。広野は2位となりました。
![画像2: 無敗の小磯が完全勝利を収める。リミテッド50クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/06/29/e67325aa537e88c6d4731ec218b127cdb62e45ad.jpg)
1ヒート目では出遅れてしまった広野ですが、2ヒート目では小磯の後ろにつける好スタートを決め、トップを狙っていきます。一方、小磯の勢いは止まらず、徐々に広野との差を広げ、レース後半には独走状態に。結果、両ヒートともに小磯が優勝。シーズンを通して一度も優勝を逃すことなく、2年連続年間チャンピオンを獲得しました。
なお、2人のラップタイムを見ると、小磯が1分49〜50秒ほどで、広野は小磯と約1秒差で周回。シーズンの初めの頃と比べると、広野のスピードは格段に上がっており、著しい成長が見られました。2人の成長に今後も期待です!