いよいよ現地時間1月6日にアナハイム(LA)のエンジェルスタジアムで開幕が迫る、2024 AMAスーパークロス。今季の事前情報をお届け!

AMAスーパークロス開幕戦
ロサンゼルス・エンジェスルスタジアム
1月6日 17:00 250SXヒート1スタート(日本時間 1月7日 10:00)
※日本からも159.99ドルでライブ映像を視聴可能です!
https://www.supercrosslive.com/video-pass

画像: Yamaha Animated Track Map - Anaheim 2024 youtu.be

Yamaha Animated Track Map - Anaheim 2024

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Off1イチオシ、今季スーパークロスの見所

画像1: Honda

Honda

近年のスーパークロスは日本人ライダーの下田丈(21)が参戦していることから、日本のファンにとっては俄然下田に注目が集まっています。特に今年はトップチームのTeam Honda HRCへ移籍したこともあって、いよいよ250SXクラスのチャンピオンが期待されるところ。全米を東西に分けて2シリーズ開催され、イーストとウエストどちらに参戦するのかがファンの関心事になる250SXクラスですが、下田は1月6日に開幕するウエストに参戦。

画像: Off1イチオシ、今季スーパークロスの見所

開幕戦アナハイム1のエントリーリストを見ると、下田のライバルとなりそうなのはマックス・ボーランド、RJ・ハンプシャー、リーバイ・キッチンといったところ。また、伏兵としてはKTMのルーキー、ジュリアン・ボーメルも気になりますね。

ひとつ補足しておくと、今年下田にとって、アウトドアモトクロス/スーパーモトクロスをふくめたシーズン最大のライバルと目されているのは、ヤマハのヘイデン・ディーガンでしょう。フリースタイルモトクロスのレジェンド、ブライアン・ディーガンの息子で少年時代からバックフリップをキメていた逸材。昨年プロデビューながらスーパーモトクロスシリーズの初代チャンピオンに輝きました。450クラスすら誰も飛ばないテクニカルなジャンプをこなすテクニックと度胸はスター性高し。ディーガンはイーストの参戦になりますが、何戦か予定されている東西対決戦シュートアウトで雌雄を決することに。

画像1: www.rmfantasysmx.com
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ロッキーマウンテンが主宰している、スーパーモトクロスのパワーランキングでは、ディーガンが1位。2位に下田がランクインしています。

※パワーランキング…北米の多くのスポーツでおこなわれているランキング予想ゲーム「ファンタジー」の、オッズ表のようなもの。スーパーモトクロスシリーズでは、ロッキーマウンテンのファンタジーSXを公式としており、予想ゲームの優勝者にはKTM450SX-Fがプレゼントされる(!)

メインクラスの450SXは、昨年スーパークロスの王者となったチェイス・セクストンのタイトル防衛に注目。ホンダからKTMファクトリーへ移籍したばかりのセクストンですが、今季の450SX-F Factory Editionは新型のフレームにアップデートされており、KTMの復権なるか否かも見所。

またプロモトクロスで450クラスへデビューしたばかりながら全勝を遂げた圧倒的存在のジェット・ローレンスがセクストンのライバルになることでしょう。ジェットにとってはスーパークロスはデビューイヤーになりますが、前哨戦としてしられるパリスーパークロスや昨年のスーパーモトクロスでも圧勝を遂げています。ジェットの実兄であるハンター・ローレンスもこの2024シーズンから450クラスへスイッチするため、兄弟対決も見所に。

画像2: www.rmfantasysmx.com
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450SXのパワーランキングはジェットが1位に。2020、2022年のチャンピオンである負傷から復帰したイーライ・トマックが2位、タイトルホルダーのセクストンは3位にランクされるという混乱ぶり。ファクトリーの存在しないスズキを選んだ、スーパークロス界のアイドル、ケン・ロクスンが4位につけているところも面白い!

なお、Off1でもスクープを続けてきたトライアンフの新型モトクロッサーTF 250-Xは、イーストの参戦。こちらの活躍にも期待しましょう。

日時スタジアムLocationRegion
1月6日エンジェルスタジアムカリフォルニア州アナハイムWest
1月13日オラクル・パークカリフォルニア州サンフランシスコWest
1月20日スナップドラゴン スタジアムカリフォルニア州サンディエゴWest
1月27日エンゼルスタジアムカリフォルニア州アナハイムWest
2月3日フォード・フィールドミシガン州デトロイトEast
2月10日ステート ファーム スタジアムアリゾナ州グレンデールWest
2月24日AT&T スタジアムテキサス州アーリントンEast
3月2日デイトナ・インターナショナル・スピードウェイフロリダ州デイトナビーチEast
3月9日プロテクティブスタジアムアラバマ州バーミンガムEast
3月16日ルーカス オイル スタジアムインディアナ州インディアナポリスEast
3月23日ルーメンフィールドワシントン州シアトルWest
3月30日アメリカズセンターミズーリ州セントルイスWest
4月13日ジレット スタジアムマサチューセッツ州フォックスボロEast
4月20日ニッサンスタジアムテネシー州ナッシュビルEast/West
4月27日リンカーン・ファイナンシャル・フィールドペンシルバニア州フィラデルフィアEast
5月4日エンパワーフィールドコロラド州デンバーWest
5月11日ライスエクルズ スタジアムユタ州ソルトレイクシティEast/West

スーパークロスは1〜5月にほぼ毎週開催される過密スケジュールで進行します。そのほとんどが土曜のナイトゲームなので、日本時間の日曜昼あたりに観戦ができちゃうのも魅力ですよ!

各メーカー大きく変容したチーム体制

ホンダ:Team Honda HRC/​​Phoenix Racing Honda

画像2: Honda

Honda

250クラスにはカワサキからの移籍を果たした下田丈と、昨年プロデビューを果たしたチャンス・ハイマスが出場。450クラスには、2023年プロモトクロス選手権でルーキーながら全戦全勝でチャンピオンを獲得したジェット・ローレンスと、その兄で同250クラスチャンピオンのハンター・ローレンスが挑みます。ジェットと下田は少年時代からのライバルであり、ルーキーイヤーをともにガイコホンダで過ごした元チームメイト。共に今季のチャンピオン最有力候補として期待されています。

なお、Hondaサポートチームの​​Phoenix Racing Hondaにはディラン・フェランディスが加入し、450クラスに参戦。

KTM:Red Bull KTM Factory Racing

画像: KTM images

KTM images

450クラスに挑むのはアーロン・プレシンガーと2023 450SXチャンピオンのチェイス・セクストン。セクストンはホンダからKTMにマシンを乗り換え、タイトル防衛戦に挑みます。一方、250クラスではトム・ビアレとジュリアン・ボーメルが参戦。

ヤマハ:Monster Energy Star Yamaha Racing

画像1: Star Racing YAMAHA starracingyamaha.com

Star Racing YAMAHA

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画像2: Star Racing YAMAHA starracingyamaha.com

Star Racing YAMAHA

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異例とも言える大人数の総勢11名体制。450クラスに参戦するライダーは、2019年以来のヤマハとなるクーパー・ウェブ、怪我から復帰したイーライ・トマック、450クラスのフル参戦は初めてとなるジャスティン・クーパーの3名。250クラスは新たなフレームの新YZ250Fがスーパークロスにデビュー。ライダーは2023スーパーモトクロスでチャンピオンを獲得したヘイデン・ディーガンを筆頭に、ジョードン・スミス、ネイト・スラッシャー、スタイルズ・ロバートソン、ニック・ロマノ、そして新加入のエンゾ・ロペス、ダクストン・べニック、ギャビン・タワーズの8名。

カワサキ:Monster Energy Kasawaki/Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

画像: Monster Energy Kasawaki/Monster Energy Pro Circuit Kawasaki www.kawasaki.com

Monster Energy Kasawaki/Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

www.kawasaki.com

カワサキファクトリーはアダム・シアンサルーロ、ジェイソン・アンダーソンが続投。また、プロサーキットオースティン・フォークナー、セス・ハマカー、キャメロン・マカドゥーが昨年に引き続き450クラスに参戦。新たに加入したリーバイ・キッチンとマックス・ボーランドが250クラスで戦います。

スズキ:Twisted Tea Suzuki Presented by Progressive Insurance/Progressive Insurance ECSTAR Suzuki/2024 Toyota Redlands BARX Suzuki

画像: suzukicycles.com
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ライダーは昨年と変わらず、ケン・ロクスン(Progressive Insurance ECSTAR Suzuki)、カイル・チゾム(Twisted Tea Suzuki Presented by Progressive Insurance)シェーン・マケラス(Twisted Tea Suzuki Presented by Progressive Insurance)の3名。2023年は、ロクスンが2016年以来となるスズキのAMAスーパークロス優勝やスーパーモトクロスでの2位獲得など活躍を見せ、記憶に残っている方も多いでしょう。

また、250クラスには「2024 Toyota Redlands BARX Suzuki」からライダーが参戦。プレストン・ボースフラグ、アンソニー・ブルドン、マックス・ミラー、デレク・ドレイクの4名で、若手を集めたチーム体制になっています。ドレイクのみ450クラスに挑みます。

ハスクバーナモーターサイクルズ:Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing

画像: Husqvarna

Husqvarna

昨年に引き続き、マルコム・スチュワートとクリスチャン・クレイグが450クラスに参戦。250クラスにはRJ・ハンプシャーに加えて、ギレム・ファレスとケイシー・コクランが新たに加入し、3人体制で250クラスに挑みます。ファレスはプロモトクロス開幕戦MOTO2で5位に入賞。アウトドアでの強さが光るライダーで、スーパークロスに出場するのは初めてです。また、コクランはAMAスーパークロス・フューチャーズのタイトルを獲得し、2024年がプロデビューのシーズン。両者ともにその活躍に期待が高まります。

GASGAS:Troy Lee Designs/Red Bull/GASGAS Factory Racing Team

画像1: GASGAS

GASGAS

ジャスティン・バルシア、ピアース・ブラウン、そして新加入した若干18歳の若手、ライダー・ディフランチェスコの3人体制で挑みます。450クラスに参戦するバルシアは2023年同クラスで6度表彰台を獲得した実力。一方、250クラスに参戦するブラウンは昨年同クラスでポイントランキング8位、ディフランチェスコは2023年中盤にプロデビューしており、フルシーズンを走るのは2024年が初めて。彼が乗るMC250Fはファクトリーエディションであると公表されており、こちらは2025モデル先行型であるとの噂も。

画像2: GASGAS

GASGAS

さらに、スポット参戦として、2023年MXGPチャンピオンのホルヘ・プラドがAMA 450クラスに同チームより出場。アナハイム1、サンフランシスコ、サンディエゴの3戦を戦う予定です。

トライアンフ:Triumph Racing

画像: Triumph

Triumph

完全新開発のモトクロスマシン「TF 250-X」の実力に注目が集まるトライアンフ。ライダーは2021年250SX Westで総合5位を獲得したジャレク・スウォル、2024年がプロデビューとなるイーヴァン・フェリー、ジョーイ・サバッチーの3人。スウォルとフェリーが250SXクラスのEASTに出場、サバッチーはプロモトクロスからの参戦を予定しています。

BETA:Liqui Moly Beta Supercross Team

画像: betausa.com
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コルト・ニコルズとベニー・ブロスの2名を率いて、Betaが450SXクラスに初参戦。450ccマシン「450RX」で450SXクラスに挑みます。しかし、ニコルズが開幕直前に負傷し、1月6日に行われる開幕戦への出場は見送るとのこと。これによりニコルズに代わりジョン・ショートがチームに加わり、初戦はブロスとショートの2人で挑みます。

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