こんにちは、林道ママこと松下時子です。電動オフロードバイク「CAOFEN F80 STREETロングレンジ」とオグショートランポで遊ぶ林道ツーリング『ミライ・リンドウ』、第13回目は、琵琶湖の北に位置し、琵琶湖よりもはるかに小さいけど、水面はおよそ50mも高い余呉湖(よごこ)。その北にある林道3本を走って来ました!

画像: 滋賀県 林道太田谷線~林道池原小谷線~林道池原文室線

滋賀県 林道太田谷線~林道池原小谷線~林道池原文室線 

秀吉日本統一への〝はじまりの地“
戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

画像1: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

今回のツーリング後に、スマホに記録した国土地理院地図の走行ログ見ていたところ、余呉湖の南にある賤ヶ岳(しずがたけ)の三角点記号に気づき……おやっ?

そうです、「本能寺の変」で織田信長亡き後の話、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と柴田勝家が、信長の後継者を決めるために戦った「賤ヶ岳の戦い」があったエリアだったのです。

ということで、秀吉の天下統一への重要な一歩となった地を走ります……何だか面白い展開になってきました!

なので、ちょっと歴史にも触れながら林道をご紹介していきたいと思います! だって、予備知識なしで走っても、私たちのように「楽しかったね~」で終わってしまいますからね(笑)。

と、いうことで絵日記には+αで、賤ケ岳の戦い関連地図も加えてみました(^^;) 文章と照らし合わせてご覧いただければ幸いです。

1583年 秀吉と勝家が戦った「賤ヶ岳の戦い」とは?
織田家の家臣、秀吉軍と勝家軍の権力争いが続くなか、秀吉が勝家を油断させるため(4/16)戦場を一度離れて岐阜城を攻撃にいくと、勝家軍は(4/19)秀吉方の大岩山砦と岩白山砦の攻撃を開始しました。ですが(4/20)秀吉が急いで戻ってきて、勝家軍を大返し撃破しました。
この戦いの勝利によって、後の日本統一への道を切り開くことができました。

画像2: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

スタート地点の余呉湖畔は周囲6.4㎞の小さな湖です。どこかノスタルジー感が漂い、カオフェンのモーター音しか聞こえないくらい静かな湖畔です。絵日記にあるように、湖を挟んだ向こうには「尾の呂が浜」があります。往時もきっと静かな湖畔だったんでしょうね。

戦国時代に遡ると、ある日の早朝、馬を洗っていた秀吉方の馬屋係2人が、突然現れた(勝家方の)佐久間隊に殺され、かくして〝賤ヶ岳の戦い“の火蓋が切られたのです。

画像3: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

目の前の余呉湖は穏やかで、季節ごとに風景をのんびりと眺められそうです。

湖面は早春の美しい青と緑のグラレーションから始まり、ソメイヨシノ、あじさい園(無料)のアジサイ……そして雪景色。四季を通して心を和ませてくれそうです。

画像4: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

移動中に旧余呉町のマンホールがありました。デザインは、中央から町章、町の花あじさい、そして兜? もう兜にしか見えないよっ(笑)

ではさっそく林道へ向かいましょう!

画像5: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

余呉川沿いの国道365号を経由して、林道のスタート地点、小谷にある「林道太田谷線」の入口にやって来ました。画像は国道上にある林道の入口です。

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入口から走りやすいダートが始まります。

画像1: ミライ・リンドウ vol.013 滋賀県「林道太田谷線~林道池原小谷線~林道池原文室線」
画像2: ミライ・リンドウ vol.013 滋賀県「林道太田谷線~林道池原小谷線~林道池原文室線」

余呉川の支流から上流へ標高を上げていくと、序盤から戦いで築かれた3つの柴田勝家方砦(とりで)跡近くを通過します。右手に分岐が見えるとそれが本線ですが、今はあまり使われていない様子だし、ピストン林道なのでここは直進します。

この分岐から名称は「林道池原小谷線」(起点)に変わります。その後すぐに「行市山登山道」との出合い(交差点)があって二人の登山者さんにご挨拶☆ その先で4つ目の別所山砦跡のすぐそばを通過します。

画像6: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

踏みしめられた林間の道が続きます。

画像7: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

今回いわれを知らずに訪れましたが、実はこのとき「歴史ありそうだし、空気がさ、何かあった?……?」って、何言っちゃってんの的な話しをしていましたが……まさしくその通りでした(^^;)

画像8: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

樹林の間からの展望です! やっぱりビューポイントがあるとテンション上がります。

それだけじゃあないんですよ。秀吉軍の砦があった堂木山や田上山も見下ろせるんです。それにログ地図を見ると勝家軍の軍用路だった尾根のすぐそばなので、同じような見晴らしだったのでしょう。彼らの目にはどう映ったんでしょうね。

画像9: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!

左右に伸びる「林道池原文室線」に突き当たり、「林道池原小谷線」はここで終点です。で、私は何をしているかというと、ポイント箇所で撮影やコマ図だったりを記録しています。なのでポイント箇所が多いと中々進めないこともままあります(笑)。

では、まずは左の池原側のダート部分のみをピストンで走ります。往復2.8㎞でしたがアップダウンもあって面白かったので、池原側もぜひ走ってくださいね! 再び分岐まで戻って文室側へ進みます。

画像10: 秀吉日本統一への〝はじまりの地“ 戦国ロマン溢れる古戦場一帯の中を走ってきました!
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文室側は終点までフラットでした。そして林道もここで終わりです。今回の林道は全体的に森林が多く、湖畔を含め夏は避暑地としてリフレッシュできそうです。

何よりも「賤ケ岳の戦い」の歴史に触れられ、秀吉が信長の後継者となり、天下統一を果たすキッカケになったこのエリアは魅力的だと思います。

地図を見てみると、尾根頂部一帯に築かれている砦を繋ぐ軍道を蛇行しているではないですか。まさかの発見にテンションも上がりました。

最後にダムファンの皆さまへの情報です。余呉湖は「余呉川管理事務所」が運用管理していて(1月5日〜12月27日の平日)ダムカードを配布しているそうですよ。

賤ケ岳の戦い地図参考資料:西東社『日本の合戦大辞典』

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