KTM Japanは、アドベンチャーシリーズの新型モデルである390 ADVENTURE Rを発売しました。これまでの390 ADVENTURE SWとは異なり、ミドル、ビッグアドベンチャーたちと同様Rの称号を得て足回りを大幅に本格オフロード向けへとアップデート。さらに、新たな390ccユニットを手に入れたことによって、エンジン、車体ともに進化しています。

本格オフロードホイールとロングトラベルサスペンション

画像1: 本格オフロードホイールとロングトラベルサスペンション

新型KTM 390 ADVENTURE Rの最も注目すべき変更点は、そのホイールサイズとサスペンショントラベルです。

  • ホイールサイズの変更:

フロント21インチ、リア18インチのホイール径を採用しています。これは、従来のKTM 390 ADVENTUREが採用していたフロント19インチ、リア17インチのホイールから大幅な変更です。オフロード走行において、フロント21インチは路面のギャップや障害物の乗り越え性能を格段に向上させ、リア18インチはより幅広いオフロードタイヤの選択肢を提供し、トラクション性能を高めます。

  • サスペンショントラベルの大幅な延長:

230mmのトラベル量を持つサスペンションを搭載しています。これに対し、従来のKTM 390 ADVENTUREは、フロントで170mm、リアで177mmのトラベル量でした。この大幅なトラベル量延長は、荒れた路面での衝撃吸収性を飛躍的に高めています。

画像2: 本格オフロードホイールとロングトラベルサスペンション

新世代エンジンと車体ディメンションの変化

  • エンジン:

新型KTM 390 ADVENTURE Rは、399ccの単気筒LC4cエンジンを搭載し、最高出力33 kW(45 PS)/ 8,500 rpm、最大トルク39 Nm / 7,000 rpmを発生します。従来のKTM 390 ADVENTUREのエンジンは373.27ccで、最高出力は約32 kW(44 PS)、最大トルク37 Nmでした。排気量が拡大された新世代エンジンは、よりスムーズで伸びやかなパワーとトルクを提供し、特に低回転域での扱いやすさと、オフロードでの粘り強さに貢献すると考えられます。この399ccエンジンは、すでに2024年モデルのKTM 390 DUKEや一部市場の最新390 ADVENTUREに採用されており、その信頼性と性能は実証済みです。

  • シート高とホイールベース:

足回りの変更に伴い、車体ディメンションも変化しています。シート高は従来の855mmから870mmへ高くなり、ホイールベースも1,430mmから1,481mmへと延長されました。シート高の上昇はロングトラベルサスペンションと大径ホイールによるものです。

  • 車両重量:

燃料を除く車両重量は165kgと発表されています。従来のKTM 390 ADVENTUREの湿潤重量(Kerb Weight)が約177kgであったことを考えると、より大柄な足回りを持つにもかかわらず、比較的軽量に抑えられている点は評価に値します。

新型KTM 390 ADVENTURE Rは、2025年9月に発売予定で、メーカー希望小売価格は979,000円(消費税10%込み)です。

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