今、ヤマハがオフロードに本気だ。
何がすごいって、新開発で2ストマシン(YZ65)を出してしまうし、ほとんどのモトクロッサーにクロスカントリー用の派生モデルを作って、それがことごとくユーザーから支持されている。ただ…すこぶる評判の良いYZ250X、YZ125Xにセルスターターが付けば…。
YZ250Xにセルは、つきまぁす!
というわけで。
実は、2017年の11月に南アフリカにあるレソト王国で開催された「ルーフオブアフリカ」に、日本人がセル付きYZ250Xで参戦したのをご存じだろうか。
![画像1: YZ250Xにセルは、つきまぁす!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/11/5dc563e7773ec32d3511821bb3383c5b3ca84121_xlarge.jpg)
バイクが走っているの、わかるだろうか。すさまじいロケーションで、欧州でも人気を誇るルーフオブアフリカは、ハードエンデューロの代表的なレースだ。
![画像2: YZ250Xにセルは、つきまぁす!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/11/1058b2528a9e2604df18b922f09c86d48eac1127_xlarge.jpg)
そのセル付きYZ250Xで日本人初の、当レース完走者となった森耕輔。
![画像3: YZ250Xにセルは、つきまぁす!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/11/faec9a9be972dc35502385a11fef239a965c0740_xlarge.jpg)
すさまじく過酷。
セル付きYZ250X
![画像1: セル付きYZ250X](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/11/ca2fea776653e454d936450f9c302abe31a2ca90_xlarge.jpg)
こちらが、森がライディングしたYZ。クランクケースに注目したい。
![画像2: セル付きYZ250X](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/11/a3d62e8d4e3772f16ba7fe4631a05e42a9c6712a_xlarge.jpg)
これだ。クランクのダイナモ側から引き出して、シリンダー横にモーターを付けた形。
![画像3: セル付きYZ250X](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/11/e969b06060cbbb9c3fae5ffaf846937f148aa0a7_xlarge.jpg)
スターターは左。エンデューロでは、左につけて始動時にアクセルをあおりやすくしているライダーも多い。
このセルモーターは、ヤマハではなく現地南アフリカのショップ「チューニングフォーク社」が開発したもの。もちろん、製品として販売することを目的としており、今回の参戦は開発テストにあたる。彼らとしては、現状では市販化に対して正式なコメントを出してはいない。
ただ、これがグローバルで販売される日がくれば…。