最強のセロー(https://www.off1.jp/_ct/17168627)に引き続き、日高2デイズエンデューロに参戦してきたトレールマシンを紹介しよう。2017年の鈴木健二車WR250Rである。
![画像1: ヴィンテルックの「走れる」WR250R](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/944b809baee537ec85a97f9d3912d90c8ed731d9_xlarge.jpg)
非常にコンセプティブな、ZETA製のWR250Rレトロ外装キットを身にまとったWR。このキット、樹脂はしっかりABSで成型されていて、タンクもアルミ製に換装。値段は張るものの、オフロードライディングの楽しみをスポイルしないものだということを、鈴木健二のDAY2優勝が証明した。
DAY1では、まさかのオンタイムルールミスでペナルティ5分を食らった鈴木だったが、DAY2ではしっかり巻き返してトップタイムを3度マーク。並み居るレーサーを引き離し、2位石戸谷蓮に20秒ものアドバンテージをもって優勝している。
![画像2: ヴィンテルックの「走れる」WR250R](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/33107128886258e1daee6a8f11462be54f5b7386_xlarge.jpg)
このレトロスタイルが、北海道のトレイルを走る姿は、エンデューロファンの胸に響いた。
蓄積されたWR250Rのノウハウ
WR250Rフリークに方には知られていることだが、鈴木健二はまさにこのWR250Rのアイコン的存在だ。2006年のISDEチリには、このWR250Rで出場。フィニッシュはもちろんのこと、会場を大いに沸かせた。
![画像1: 蓄積されたWR250Rのノウハウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/e2d905278d29f64f865f44360b7c73923813876e_xlarge.jpg)
エンジンはスタンダード。耐久性の高さは、チリで証明されている。鈴木ほどのトップライダーが乗ると、1日でクラッチがすり減ってしまい、リスクを避けるため交換することが多い。
各部のビレットパーツはZETA製。アクセントになっている赤いラジエターホースはDRCだ。
![画像2: 蓄積されたWR250Rのノウハウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/e229ef41003d330bde939dd705f244cbd66670e4_xlarge.jpg)
全日本エンデューロを、このWR250Rで全戦フォローしていた時期もある。その頃から愛用しているRC甲子園HITMANフルエキゾースト。軽さ、出力特性共に調子がいい。WR250Rの場合、どうしてもエキゾーストが重いため、できればエキゾーストには手をかけたいところ。
エアクリーナボックスは、上部を穴開け加工している。
![画像3: 蓄積されたWR250Rのノウハウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/4284adf581265525c8d2370a24e9a168ca7d98e1_xlarge.jpg)
サスペンションは、鈴木が開発としても関わっているテクニクスでチューニング。
![画像4: 蓄積されたWR250Rのノウハウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/e84c4f996e285cde51a7d52c0af844f57d0ef342_xlarge.jpg)
このお面が、カッコイイ!
![画像5: 蓄積されたWR250Rのノウハウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/bfa8dac732a3a3b85c06547e43383ab4e6d2f4d8_xlarge.jpg)
昨今のバイクにも、ヴィンテージ風の顔つきが意外に合うのだ。
![画像6: 蓄積されたWR250Rのノウハウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/05/16/dc734473469ae17585ef50d040ce0c10b65fb0a5_xlarge.jpg)