YZ65の発表から、このモデルの発売は想像に難くなかったものの、日本のミニモトクロスがモデルチェンジされずに久しいこの2010年代に、ついに強力な戦闘力をもつ85ccがお目見え。北米発表で4599ドルで登場だ。
![画像: キッズ、レディス待望の最新85モデル、価格は驚きの抑えめ…](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/06/06/beaef25e4dba42d5a1603e1d758a37e1f3b767b6_xlarge.jpg)
どこまでを新しくするか
フルモデルチェンンジ、と言う肩書きをあえて打ち出さず、しかしYZ65のローンチイヤーに合わせてフレームやサスペンションをアップデート。
エンジンも、「All-New YPVS Two-Stroke」と打ち出し、当然排気バルブだけでなくクランクケースやインテーク、チャンバー、ミッションに手を入れてきた形だ。待望の排気デバイスYPVSを手に入れたことで戦闘力の底上げに注力。
(国内リリースにともない追記)
YPVSはエンジン回転数に応じて排気ポートのバルブが作動し、中〜高回転域でのトルクの谷をなくす機構。2ストローク小排気量独特の扱いにくいさを解消している。また、樹脂製リードバルブや新採用のスペーサーによりレスポンスも向上。
![画像1: どこまでを新しくするか](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/06/06/69cc1bbbb7b4cf8ab046ec88cd5917b0f8f0f981_xlarge.jpg)
![画像2: どこまでを新しくするか](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/06/06/638ba410d4e67a6bb46b12684f89884186d1bdaa_xlarge.jpg)
65同様の、スイングアームを踏襲。フルサイズモデルと同様のスペックだ。
![画像3: どこまでを新しくするか](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/06/06/8c1f3b0ca145740348e5b56f3deb58aeb42207d9_xlarge.jpg)
サスペンションは、フロントが36mm径へアップグレード。リアも含めてフルアジャスタブル化。
(国内リリースにともない追記)
特殊加工したワンピース構造のアウターチューブを採用し、セッティングを最適化している。
国産4メーカーでぬきんでた装備、スペックは、高らかに日本車の性能を海外へ向けて発信するもの。価格も欧州メーカーとほぼ並ぶものになったが、そのプレミアなパワー感は、比類無きものになったと言えるはず。
![画像4: どこまでを新しくするか](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/06/06/5adaf74d96b1b70bcb7e3cb08001a7baf7f815dd.png)
(国内リリースにともない追記)
発売日は2018年8月28日、価格はYZ85が¥460,000(税抜)、YZ85LWが¥470,000(税抜)となっている。