どこまでも回っていく2ストロークのエンジンを、おもいきり走らせる。4スト全盛時代の今、「すいえば、ファン要素は2ストのほうが高かったよね!」というライダーが、少なくない。
Darryn Durham - Still Smokin'
youtu.be特に、FASTHOUSEのライダー、ダリー・ダーハムの映像はあなたの2ストローク魂をかき立てることだろう。
マシンをビルドする楽しみ
ここに紹介するのは、ダートバイクプラス藤堂氏の手によってビルドアップされたYZ125。まだできあがって走ってないサラのマシンだ。そのかっこよさに、痺れて欲しい。
![画像1: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/d09bb4fe883d0908af185635a1849fed1b22d051_xlarge.jpg)
アルミフレームのYZ125を、徹底的に細かい部分まで手を入れた、ニュールック。シュラウドは、こだわりの旧型だ。リア周りは新型だが、シュラウドを旧型にすることでデザインがまとまると言う。
![画像2: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/bde3ef73ee9226e698718056113c5ec6ad40b43e_xlarge.jpg)
![画像3: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/ba116337240a27fa8dcf623283790547e7c59d0a_xlarge.jpg)
あえてここは「ビルズ管」と呼びたい。溶接痕生々しいビルズパイプのチャンバーは、これからの2ストビルダーにとってベーシックパイプとなる予感。
![画像4: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/74212c0925dd4343a5ab0c780077829b605c6800_xlarge.jpg)
![画像5: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/1f8e016f92b064f6a385e83b4d472cca5b7cea19_xlarge.jpg)
エンジンは、日本が誇る2ストロークエンジンチューナーXPCが仕上げたもの。アテナの144ccシリンダーが組み込まれている。なお、キャブから伸びるネオンイエローのパイプは、タイゴンチューブと呼ばれるモノで、これで組み上げると一気にファクトリーっぽくなるから不思議。
フレームは、ブラックにパウダーコーティング。アルミっぽくない表情で、クロモリで組まれたマシンのようにも見える。
![画像6: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/e027cdf1208d3a0eb10e63c11587c15f74bd7c63_xlarge.jpg)
わかる人はピンと来る、4ストYZのスイングアーム流用。ハイドロフォーミングで成型された次世代感が、シブイ。
![画像7: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/b7195ff5362403a67cacf5629719c14aa6f5fff5_xlarge.jpg)
4ストYZのスイングアームを流用したことで、リンク比が変わってサス周りの干渉が起きてしまうため、ZETAのアジャスタブルリンクキットで調整することで、フィットさせた。
![画像8: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/9b6fe2348b9a81470dd92bbbea0213f447330e10_xlarge.jpg)
![画像9: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/574bfec29075c03563d5f22d2c08d329328c81bc_xlarge.jpg)
ブラックカシマコートされたサスペンション。インナーチューブはスタンダードにとどめたとのこと。
![画像10: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/dc42850f1797091c5859417e89e013513f4cca2d_xlarge.jpg)
![画像11: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/78af17361329bcb97c01a5e08121125a13cc4b0e_xlarge.jpg)
成田亮リミテッドのZETAレバー、ブラウンのファクトリーっぽいアルマイトがニクイ。ボルトの多くはチタンに換装。
![画像12: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/6dc2d2f8e3d66c2a5a377e47c87d02608ca90a75_xlarge.jpg)
TRIBALSTAR製のカーボンタンクカバー。これがあると、デカールをきっちりタンクに張ることができる。
![画像13: マシンをビルドする楽しみ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/07/06/11d3e5d3a168a242ce064a3bbb298f223ed6d2c4_xlarge.jpg)
何も「勝てるマシン」だけがエライのではない。中級者なら回しきれる2スト125ベースで、カリカリのクールマシンを作って、日曜日はファンライドをエンジョイする。たとえば、サーフィンにたとえれば、ロングボードみたいなものだろうか。趣味性が高くて、ハマルとやめられない。
Off1.jpでは全国のスモーカーズを募集中。ライフスタイルを含めて、ぜひあなたの2ストロークライフを取材させてください!