いきなりなんだが、僕はバイクから遠ざかったことがある。
というのも、どうにも危険なものが苦手で、つまりはスピードを出すのが苦手だった。オフロードバイクで遊ぶ以上、絶対的なスピードなんてのはバハにでもいかないと体験できないのだけれど、林道を走るのも怖かった時期がある。
でも、そうではなくて走破力やテクニックも磨くのはおもしろいし、自慢できるのだと知ってからは、毎日のようにセクションへ出かけていった。おかげで大学は留年しそうになったけど、その時から僕は「バイクは速けりゃいいってもんじゃないぜ」と思っている。こんな風に思ってるひと、すくなくないんじゃいだろうか。そんな人へオススメなのが、いま各所で話題になりつつある「スキルチャレンジ」だ。
バイクが巧い=エライ!
![画像1: バイクが巧い=エライ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/08/30/61cc0ff569e0cb51bc5f4c07ec22cb3967bb38cc_xlarge.jpg)
こちらは、先日開催されたRIDE AFRICATWINでの一コマ。3mくらいの円のなかを360度ターンしているところだ。重いアフリカツインを「乗りこなしている」のがよくわかる。
![画像2: バイクが巧い=エライ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/08/30/06d8f748b5913b31a11899edff252d7ec1c2c08a_xlarge.jpg)
日付変わって、5月に開催された 2018MOTORADA FREE RIDE & ADVENTURE TOURINGでの、スキルチャレンジ。ツアラテックの水谷さんが陣頭指揮をとって組み上げたテストの数々は、まさにスキルチャレンジを体現する面白さ。一本橋をできるだだけゆっくり通って…
![画像3: バイクが巧い=エライ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/08/30/075132d6a8b7c144b3fb98e507c82b031ce3ef3a_xlarge.jpg)
セクションをタイムトライアルしながら…
![画像4: バイクが巧い=エライ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/08/30/ccc43e900b7daf7c3c50ea4a24f9dc607bd745b4_xlarge.jpg)
各所におかれた数字を確認する。数字は椅子の裏に書かれていて、全部の数字を足し算していき…
![画像5: バイクが巧い=エライ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/08/30/277ed04ccbad054b63d51af561e3da6be60c8c1c_xlarge.jpg)
ゴールしたら両手をあげて答えを発表。タイムトライアル、一本橋、計算力(?)をポイント化して、競うわけだ。
![画像6: バイクが巧い=エライ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2018/08/30/c2b7652721558ba6b0f1ff317f88af74366f0b21_xlarge.jpg)
Off1.jpに寄稿してもらっているさいとうまなさんも、果敢に攻めていた。
単に速さを求めていないので、みどころもたくさんあって、ギャラリーも盛り上がる。このスキルチャレンジがどこに起源があるのかはわからないのだが、日本に輸入されたのはおそらくBMWがGSシリーズのブランドを確固たるモノにするために開催してきた「GS トロフィー」に端を発するものだと思う。
もちろん、ビッグバイクでやる必要はないし、大会でなくても広場で仲間内でもできる。いろんなアイデアをもちよってルールを決めると面白い。
9月もやるよ!
というわけで、9月の連休に開催されるMOTREKチーズナッツハンティングでは、モトラーダが主催するスキルチャレンジ「トライアドベンチャー」がおこなわれるとのこと。
トライアドベンチャー競技内容
チーズナッツパーク内に専用のショートコースを設定し、コースを周回しながら途中にあるセクションにトライしていただきます。
・足つきトライアルセクション(足つき1回につき1点、4回以上は4点、エンストなどによる失格やセクション不通過は5点)
・タイムアタックセクション(スタートからゴールまでのタイムアタック)
・スペシャルセクション(遅乗り勝ち抜き戦、その他)
トライアルセクションの点数を1点あたり5秒に換算(予定)し、タイムアタックに足した合計タイムで順位を競います。(トライアルでなるべく足をつかず、タイムアタックで速い人が勝ち。)
セクション数は足つきトライアルとタイムアタックを半分ずつとし、10〜12程度を設定する予定です。テクニックとスピードが良いバランスで勝負になるような内容にしたいと思っています。
※競技フォーマットや採点方法などはオフロードバイク用品の老舗、トレックフィールドさんが2016年にSUGOで行なった「トレックゲームス」を参考にさせていただいております。
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担当のモトラーダ大和氏からは純粋なスピードだけではなく、ラインを読むスキルやコントロールテクニックを競う「ゲーム」。レースとは違い「運動会」のノリで気軽に参加ができ、参加者、観客どちらも楽しめるコンテンツとして広めて行きたいと思います!
とコメントをいただいている。ぜひふるってご参加のほどを!