世界的に、KTMのセールスを牽引しているエンデューロマシン、EXCシリーズ。新型が発表されるのは、毎年梅雨時期あたりなのだが、今季は大幅にモデルチェンジする年にあたるため、注目を集めているところ。そんな最中、ファクトリーチームが新型と見受けられるマシンを出してきた。
写真/Marcin Kin
TPIは熟成されたか、2ストEXCシリーズ
![画像1: TPIは熟成されたか、2ストEXCシリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/712cbca511072310f06568b0f086feed6d1f76b7_xlarge.jpg)
WESSを中心に展開される、昨今のKTMエンデューロファクトリーでは、2ストロークが必然的にアツイ。というわけで、J・ウォーカーのマシンを左からみてみよう。アクラポヴィッチの意匠か、ギザギザのついたチャンバーが印象的。基本は19モデルを踏襲しているものの、クランク位置は若干あがっているように見受けられる。
![画像2: TPIは熟成されたか、2ストEXCシリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/ab1e569491808792f399ed5877ae005e2b06f7c2_xlarge.jpg)
T・ブラズシアクのマシンをクローズアップすると、掃気ポートにインジェクターが備わるTPIが継続されていることがわかる。エンジンマウントに関しては、位置も素材も、だいぶ違うのがみてとれる。
![画像3: TPIは熟成されたか、2ストEXCシリーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/612d744078e857693a6cca335e8e4f15cac33836_xlarge.jpg)
このチャンバーの模様は、どういった意味があるのだろう?
4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?
![画像1: 4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/6f62ae93e7cad374162fbd3566718b31f9dd6ef3_xlarge.jpg)
J・ガルシアの250EXC-F。こちらは、すでに19SX-Fを踏襲しているものだ。
![画像2: 4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/8f50345b29d00173d492acb5736435ce4ffd6c56_xlarge.jpg)
2ストよりも、さらにマウントが特徴的。だいぶ細く、ねじれ方向の剛性を落としているのではないかと思われる。
![画像3: 4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/91ce1abe987788eb2f849b6bff808567036dd544_xlarge.jpg)
N・ワトソンの450も基本的には19を踏襲したもの。タンクとヘッドの隙間をみると、450とは思えないコンパクトさ。エンジン自体コンパクトになっている可能性を感じる。
![画像4: 4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/4a37416281821506a407fc80186dfdb84829dab1_xlarge.jpg)
![画像5: 4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/0c57c542a9e0ac87211676d305d9da23bcc19d63_xlarge.jpg)
![画像6: 4ストEXC-Fも、クランク位置が上に?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/26/c990c684e36ac169c671daf2995cd3590035967c_xlarge.jpg)
毎年、確実に熟成が進み、ユーザーを驚かせるKTMのEXCレンジ。2020年モデルの発表は、そう遠い話ではないはずだ。