京アニ事件をきっかけとする

この規則改正にいたったのは、京都アニメーションの放火事件。

(1)ガソリンの容器への詰替え販売における本人確認等
本年7月、京都府京都市伏見区において、死者36 名、負傷者32 名(容疑者
1名を含まず)の極めて重大な人的被害を伴う爆発火災が発生した。
これを受け、同様の事案の発生を抑止するため、ガソリンを容器に詰め替え
て販売するときは、顧客の本人確認、使用目的の確認及び販売記録の作成を行
わなければならないこととする。
ー 危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令について
  https://www.soumu.go.jp/main_content/000659839.pdf

この規則改正に対し、令和元年10月29日から令和元年11月27日までの間、意見を公募したところ、55件のパブコメが集まった。この中に、興味深いコメントがある。

○ 一般の農作業機器用の携行缶でのガソリン購入の手間が非常に増す。【個人】
○ レース専用の二輪および4輪車両、芝刈り機等、携行缶でのガソリン購入はある一定のニーズがあり、特別扱いされて手続きが煩雑化されるのはまったくもって不当。【個人】
○ 現在、携行缶への給油は毎回身分証明書を見せなければ入れてもらえない。定期的な購入者には最初だけ身分証明書を見せるだけにしてほしい。【個人】
○ 携行缶でのガソリン購入ですが、消防署等の施設で許可を頂きステッカー等を携行缶に貼り付ける事で毎回の身分証明書の提示や理由を説明する工程を無くして欲しいです。【個人】
○ 給油所の多くは、慢性的人手不足の状況にあることから、ガソリン容器詰替え購入者に対する確認義務が、給油所従業員に過剰な労務負担と責任を負わせることとならないよう、消防当局において明確な運用要領をご提示頂きたい。【石油連盟】

この意見に対して総務省は

もしかすると、我々オフロードバイク愛好家から出た意見なのかもしれないが…本人確認等の実施方法について、購入に当たっての負担を極力軽減する観点から具体的な運用(継続的に取引のある方には本人確認書類の提示を省略する等)を検討しているところであり、おって運用要領を示すこととしています。

と回答している。たとえば、サーキットの近くのガソリンスタンドでは、このあたりの事情を察する運用がとられるのかもしれないし、期待したい。

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