エンデューロ界隈では、実はこの2〜3年くらい話題になっていた、こちらのクロコダイルシート。発案者は、日本のエンデューロを代表する鈴木健二で、元々はマディ対策の一環だったのだが、次第に「晴れていても効果は絶大だ」と言い始め、ついには全戦このシートで参戦するようになってしまった。で、こちらの仕様をサービスに落とし込んだのがGUTSシートの輸入販売をおこなっている「サカモトワークス」である。
![画像: 絶対にケツがずれない。グリップシートの最終形態](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/06/18/d55ac232585b47f672abafdde0a81fde30f52bfe_xlarge.jpg)
サカモトワークス
クロコダイルシート加工
¥10,000
様々なシートベースに貼り付け可能で、サカモトワークスがとりあつかうGUTSシートへももちろん施工可能だが、生地の厚みや程度によってできないものがあるとのこと。
「山に行って両足が離れてイゴイゴする時でもシートにしっかり身体がくっついているので下半身に力がいりません。ドライでは賛否両論ですが、僕は使ってます。下半身が固定されてライディングが決まります。
モトクロスなんかで積極的に動きたいライダーには向かないと思いますが、中級位までのサンデーライダーならかなりライディングが楽になるはずです」とサカモトワークス坂本氏。
試行錯誤の上、見つけ出された素材を強靱に貼り付け
![画像1: 試行錯誤の上、見つけ出された素材を強靱に貼り付け](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/06/18/9c954f541545bb1530ecd0c493fb5145160005eb_xlarge.jpg)
まぁ…見る人がみればすぐにわかることなんだけど、この表面はMTBのタイヤを流用しているものだ。接着と、縫製の2段構えでずれることのないように加工。もちろん、普通のミシンじゃこんな分厚いゴムを縫い込むことはできないから、特殊加工と言える。
![画像2: 試行錯誤の上、見つけ出された素材を強靱に貼り付け](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/06/18/7cce39c6006721956038abe4999df18cd516fe24_xlarge.jpg)
こちらは、元祖鈴木健二。自転車屋のツテをいかしたものだが、銘柄によってはショルダーのでっぱりが気になる様子。時々ニッパーで切り離している。