セロー・トリッカーのスペシャルショップ「バイク屋タンデム」をご存知でしょうか? お店のある愛知県だけでなく、全国区から頼りにされるほどの日本屈指のセローショップであり、その得意分野は山遊び。タンデムの手がけたセローは、街でも山でも乗りやすく、手の入った車両は引く手あまたなんですが…その理由を探ってみました!!

ハンドルはこの絶妙な角度がミソ

画像1: ハンドルはこの絶妙な角度がミソ

ハンドルバーはZETA製のCXハンドルバーSuper Moto-Lowに変更されています。スタンディングを重視してかなり起こしつつも、シッティング時でも辛くない絶妙な角度に設定されています。タンデムのイベントなどでトライアルIASの野崎史高選手が乗るときは、かなり前に倒すためキーが刺せなくなるほどなんだとか。

画像2: ハンドルはこの絶妙な角度がミソ

「これはあくまでも町でも林道でも乗れるポジションなので、この角度がニュートラルな角度になります。林道だけで乗るならもう少し立てます。モトクロスやエンデューロのようなスピードの早い競技だとハンドルを下げている人が多いですが、それだとフロントが上がった時や上り下りでの操作がうまく行えません。でも、このくらい起こすことでちょうど良い角度のハンドルになるんです」と杉浦さん。実際に試乗してみると起きたハンドルとバックステップが相まってトライアルバイクの様な乗り心地になっていました。

ハンドルがテーパーじゃない所にもタンデムならではのこだわりが。
「テーパーバーを使うとするとトップブリッジを変えないといけないため、現実的じゃないんですよ。お客さんやユーザーが誰でも簡単に自分でできるようなカスタムが大事だと僕は思います」とのこと。そうそう、ZETAでは野崎史高スペシャルのSX3バーを出していますが、これだとブラケットから交換しないといけなくなってしまうわけですね。

スーパーモトLOWの形状は、角度を変えればご覧の通りでトライアル遊びに対応できます。ワイヤーのとりまわしなどもしやすく、おすすめのバーです。

レーサーのブレーキでコントロール性UP

画像1: レーサーのブレーキでコントロール性UP

ブレーキのマスターシリンダーはタンデムオリジナルの物を使用しています。実はこれYZ用のマスターを改造したもので、ストップスイッチがプラスされていて公道で使えるのです。
「マスターシリンダー径は3/8でノーマルよりも小さいため、ブレーキの効きが良くなっています。そのままだとノーマルのゴムホースだとタッチが柔らかくなってしまうため、メッシュホースに変更。コントロール性能も向上していますよ」

画像2: レーサーのブレーキでコントロール性UP

グリップはレンサルのトライアルグリップ(ハード)を使用。外側はしっかりワイヤリングされています。バーエンドは樹脂製のグリップと共回りするものをチョイス。「エンドとグリップの隙間が必要無くなるため、泥や砂が入りにくくなっています。確かに、転倒して押された時にスロットルと干渉してしまう事もありますが、その時はその場ですぐ直せばいいんですよ。それより砂が入った後のメンテナンスの方が手間なので、僕らはこのタイプを使っています。それに、スロットルもしっかり締めておけばそう簡単に緩むことはないですからね」と杉浦さん。この共回りするバーエンドはトライアルでは常識とのことです。

アクセルはハイスロ化。スロットルチューブはYZの物を流用したもので、ノーマルに比べ1〜2割ハイスロになっています。「若干ですが、アクセルを全開にするシーンで握り直さなくてよくなります。特にヒルクライム時には実感できますね。」

繊細なクラッチを生み出す秘密

画像: 繊細なクラッチを生み出す秘密

クラッチはタンデムオリジナルのMAGURA製油圧クラッチに変更されています。マスターシリンダーのピストン径は通常9.5mmですが10.5mmにサイズアップしています。径が大きくなっていることで同じストローク量でも送り出されるフルードの量も増え、クラッチの引きしろが同じストロークでも減ることになりますよね。つまり、よりクラッチレバーのミート位置を、ハンドルに近くセットすることができます。

「9.5mmにくらべ若干レバーが重くなりますが、レバーが近づくことによって指1本かけが可能になります。すると、3本指でしっかりハンドルを握れるためコントロール性もアップするのです。これもセローには必須パーツですよ。ワイヤー式でもしっかりメンテをしていれば一定の軽さがキープできますが、エンジンが冷えている時や暖まっている時、林道などでスタックしてしまった時にクラッチミートの位置が変わってしまいます。ハンドルを左右に切った時にも、変わってしまうのを感じますね。油圧の場合は常に同じところで切れ、同じところで繋がるのです」と杉浦さんは太鼓判を押しています。

フリクションプレートのこだわりがはんぱない

画像: フリクションプレートのこだわりがはんぱない

純正のクラッチだと、ハードな使いかたをするとコルクが焼けてしまうため、タンデムオリジナルのカスタムが施されています。クラッチスプリングとクラッチ板はWR250Rの物を使用。フリクションディスクは、中4枚は3XJ品番のWR250Rの物を、両端には1KT品番のTZRの物を使用しています。これもタンデムが考える熱に強く、焼けにくく、繋がりの良いクラッチへの追求心の賜物です。

クラッチの踊りとリテーナーの効果

カスタムパーツとして、工房きたむらのクラッチリテーナーも使用しています。

画像1: クラッチの踊りとリテーナーの効果

セロー250はクラッチを切っている時にアクセルを開けると、クラッチスプリングが暴れてしまい少し進んでしまう事があります。しかし、リテーナーを入れることでスプリングの暴れを抑える事ができて、クラッチを切っている状態でアクセルを開けても進まなくなります。

「クラッチで大事なことはまず繋がり方、そしてしっかり繋がることです。たとえば、ステアを目の前にして短い加速をする時に、ノーマルのままだとパワーが逃げてしまうんですよ。特に2速でレブらせてクラッチミートさせるようなシチュエーションでは、とても重要です」と杉浦さん。

画像2: クラッチの踊りとリテーナーの効果

オイルは広島高潤の4stスペシャルエキストラバージョンを使用しています。粘度は10w-40。このオイルは最初から添加剤として「ヒートカット」が入っているため、実際に使ってみるとトルクアップを感じるとのこと。「入れる前と違って全域で力強さを感じます。おそらくこのオイルに入っている添加剤のヒートカットが効いているのではないかと思います。エンジンオイルの違いなんてわからいと言う人が多いと思いますが、使ってみると本当にびっくりしますよ。たぶん、誰が乗っても違いがわかります」

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