何を隠そう、編集部が買ってしまったのだ…。ベータジャパンが、今年から新規導入したBetaアルプ200。コンセプトは、スリム&コンパクトなトレッキングマシンだが、さすがにエンデューロをメインとするメーカーだけあって、「わかってるね、コレ」と何度もいいたくなる出来映え。高速性能なんていらん、とにかくオフで遊びたいし、身の程にあったバイクがいい、ナンバーもほしい、そんなわがままユースは、このバイクでしか叶えられないかもしれない。
まず、アルプ200は、オフロードコースが楽しい
![画像: マジで、普通に楽しめる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/08/25/7e3839c2f1e19696c31355000373b4d8a6cf63a7_xlarge.jpg)
マジで、普通に楽しめる。
アルプ200は、トライアルを意識しつつも、トレールよりに設計されたバイクだ。コンパクトでスリムな車体に、スズキのジェベル200などで使われた信頼性の高いユニットが搭載されている。そのスペックから想像するに難くなく、マイルドで、おだやかで、乗りやすいことこの上ない。200ccの空冷エンジンは、走りすぎることも無く誰にも優しい。
トライアルを意識していることは、その構造からも明らかだ。
![画像1: まず、アルプ200は、オフロードコースが楽しい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/08/25/440f8e7d17c9da5d87dccaa94937081d623b5dc0_xlarge.jpg)
シートを外すと、見ての通りトライアルよりなポジションになる。だから、たとえば群馬の日野カントリーオフロードで、山の中に分けはいっていくような楽しみ方と相性が良い。シート高もセローなみに低いから、初心者に安心して貸すことができる。
![画像: 編集部、伊井も絶賛。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/08/25/5509f142bb872f75b13ac212e59b1b6110c333d9_xlarge.jpg)
編集部、伊井も絶賛。
![画像: 飛べてないけど、飛べる。なんのこっちゃ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/08/25/b790ebabae5a1c16e987932cb7c218876b1e9965_xlarge.jpg)
飛べてないけど、飛べる。なんのこっちゃ。
…のだが、Off1.jp編集部がまず驚いたのは、モトクロスコース(千葉県の富津SS)で普通に走って楽しめるところだった。もちろん、モトクロッサーと比較すべくもないのだが、たとえばトライアルバイクを持っていて、モトクロスコースに行ったとしても、降ろすことはないと思う。でも、これなら「ちょっと走っておこうかな」という気になれる。
![画像2: まず、アルプ200は、オフロードコースが楽しい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/08/25/7696ae24e99f96f1070d17b47dc69a5452fc62f9_xlarge.jpg)
たぶん、そのオフロード適性にもっとも貢献しているのは、ボディワークだろう。モトクロッサーと比較しても、まったくもって細い車体、タンクまわりなのだが、シュラウドからシートにかけての形状が秀逸なのだ。
![画像3: まず、アルプ200は、オフロードコースが楽しい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/08/25/92c9b7e561d049ba6b5e1bec99962e78c11ff09d_xlarge.jpg)
これは、インプレをお願いした池田智泰も、同意見だった。「ヒザでバイクを押さえ込みやすいね。シュラウドにぴたっと吸い付くから、ポジションがとりやすい。最初はトレールバイクでモトクロスコースを走りたくなかったけど、走り出したら面白かった」と。ヒザで押さえ込みやすいから、コースでも意のままにバイクをふりまわせるのだ。