熱意のあるモトクロスファンならもうご存知だろうが、アメリカに移住してAMAトップライダーを目指してきた下田丈が、デビューイヤーのAMAモトクロス最終戦でついに初めてのポディウムをゲットした。怒涛のシーズンを終えたばかりの下田に、その要因や今後についての話を聞くことができた。SNSではガイコホンダ解散の噂も飛び交っているが、果たして来年の下田はどうなるのか。

スピードではマケラスにも負けていない

画像1: スピードではマケラスにも負けていない

「表彰台に乗れたのは、素直に嬉しいです。けど、もっと高いところを目標にしているので、"まだ3位だ"という気持ちですね。

今回ヒート1もヒート2もいいペースで走ることができていて、ヒート1はスタートでぶつかって転んでしまって、追い上げるだけで終わってしまったんですけど、ヒート2ではいいスタートが切れて、マケラスもパスできて3位に入れました。

実はヒート2の終盤で一度エンストしてマケラスに抜かれてしまったんですけど、その後もすぐに抜き返すことができました」

画像2: スピードではマケラスにも負けていない

「好調だった要因はトレーナーがヤニングに戻ったことが大きいのかな、と思います。ヤニングはシーズン中に無理してフルのヒート練習をするタイプではなく、スピードとスタートばかりを集中して練習していました。それの効果か、今回はヒート1であれだけ追い上げて体力を使ったにも関わらず、ヒート2もフルで戦える体力が残っていました」

画像3: スピードではマケラスにも負けていない

「今回の会場となったパラはホームに近く、何度も走っていたコースだったのですが、だいぶレイアウトが変わっていました。ただ、練習とかでプロライダーばかりが走っていたせいか、いつもよりワダチがトレースしやすくて、クイックかつクリエイティブに自分のラインを作って走ることができました。

例えばフィニッシュラインの手前のコーナーだと、浅いワダチだったからシッティングでコーナリングしていたのですが、ヤニングに立つように言われて、試してみたら速くなりました」

丈が今年AMAモトクロスで戦ってきたコースはアイアンマンを除いて全て初めてのコースだった。対して今回のパラは何度か走っているコースだ。つまり丈は何度か走っているコースでならば、マケラスやマーティン、フェランディスに劣らないスピードで走ることができる、ということを今回のレース結果は示している。

画像4: スピードではマケラスにも負けていない

「一回走ったことがあるかないか、で全然違います。特にタイムアタックの最初の3〜4周でタイムが出せるかどうかが大きく変わってくるので、その差は本当に大きいです」

来年のスケジュールはまだ出ていないが、もし今年と同じコースでスケジュールが組まれた場合、丈にとっては全てが走ったことのあるコースになる。それはつまり、どのコースでも今回のような成績が期待できる、と言い換えてもいいのかもしれない。

どうなる? GEICO HONDA
そして丈の来シーズンは……

画像: どうなる? GEICO HONDA そして丈の来シーズンは……

実はOff1.jpではもう随分と前からGEICO HONDA解散のウワサは丈本人の口から耳にしていた。今回のインタビューの際にもこの話について触れてみたが「GEICOがスポンサーを降りるのはほぼ決定。サポートがないと続けられないのでファクトリーコネクションホンダはレーシングチームを撤退」という話だった。ガイコホンダを運営するファクトリーコネクションは、20年以上続いたそのレースショップを門をしめることを、すでに発表している。

「もちろん焦りはありますが、最後にポディウムに乗れたのがだいぶ効いてるのかな、と。スーパークロスでもルーキーオブザイヤーをもらうことができましたし、周りからも前向きな評価をもらうことができています。来シーズンの具体的な話は、まだ言えることはありません」

ライバル!?
ジェット・ローレンスについて

画像: 「表彰台は素直に嬉しい。けど"まだ3位"だ」下田丈のAMA表彰台初登壇インタビュー

同じルーキーで同じチームに所属するジェット・ローレンスが最終戦でヒート優勝を果たしたことを踏まえ、ジェットに対し思うところを聞いてみた。

「もちろんジェットに勝ちたいは勝ちたいです。けどジェットは僕よりもクイックに物事を学んで吸収できる、僕はジェットよりも少し時間がかかる、それだけの違いだと思っています。今のところは結果的に僕の方が遅かったし体力がなかったりするので仕方ないですが、最終的には勝ちたいです。今シーズン中にもだんだん近づくことができてきたし、最終戦はほとんど差はなかったと思っています」

今年は2月15日のスーパークロスデビューを果たしたタンパから、10月10日のモトクロス最終戦まで、実に8ヶ月にわたり日本のモトクロスファンを熱狂させてくれた下田丈。Off1.jpではシーズンオフも来年のチーム体制や、トレーニングの様子、日本への帰国情報などについても引き続き下田の情報をお届けしていきたい。

下田丈の2020年シーズン成績まとめ

YearClassOverallPoints
2020MOTOCROSS
250
11173
2020SUPERCROSS
250SX East
3122
PositionRaceClassDateBike
5MOTOCROSS
Fox Raceway
250October 10, 2020Honda CRF250R
7MOTOCROSS
Thunder Valley
250October 3, 2020Honda CRF250R
8MOTOCROSS
WW Ranch
250September 26, 2020Honda CRF250R
8MOTOCROSS
Spring Creek
250September 19, 2020Honda CRF250R
10MOTOCROSS
RedBud National II
250September 7, 2020Honda CRF250R
15MOTOCROSS
RedBud National I
250September 4, 2020Honda CRF250R
8MOTOCROSS
Ironman
250August 29, 2020Honda CRF250R
25MOTOCROSS
Loretta Lynn's II
250August 22, 2020Honda CRF250R
16MOTOCROSS
Loretta Lynn's
250August 15, 2020Honda CRF250R
8SUPERCROSS
Salt Lake City 7
250SX ShowdownJune 21, 2020Honda CRF250R
5SUPERCROSS
Salt Lake City 6
250SX EastJune 17, 2020Honda CRF250R
11SUPERCROSS
Salt Lake City 3
250SX EastJune 7, 2020Honda CRF250R
8SUPERCROSS
Salt Lake City 2
250SX EastJune 3, 2020Honda CRF250R
21SUPERCROSS
Salt Lake City 1
250SX EastMay 31, 2020Honda CRF250R
7SUPERCROSS
Daytona
250SX EastMarch 7, 2020Honda CRF250R
5SUPERCROSS
Atlanta
250SX EastFebruary 29, 2020Honda CRF250R
10SUPERCROSS
Arlington
250SX EastFebruary 22, 2020Honda CRF250R
10SUPERCROSS
Tampa
250SX EastFebruary 15, 2020Honda CRF250R

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