5月末から9月までの短いシーズンの間、実に12戦ものラウンドをこなすAMAプロモトクロス第5戦がサウスウィックで開催。我らが日本の下田丈は、ここまで上り調子で波に乗り、いよいよプロモトクロス初の表彰台をゲット。所属するプロサーキットカワサキでは、実に686日ぶり(アダム・シアンサルーロ以来)の表彰台とあって監督のミッチー・ペイトンも大喜び。お祝いムードに包まれたという。

画像: 写真はレッドバッドラウンドより

写真はレッドバッドラウンドより

随一、テクニカルなサウスウィックを制す

サウスウィックは、ニューヨークよりも東側に位置するアメリカ北東のコースで、サンドが延々続く難しいコースとして知られている。下田に言わせても「今まで走ってきたなかでも、もっとも難しいかもしれません。テクニカルなライダーが強いですね」と言う。前日までの雨もあって、ワダチやギャップの酷さは極まり、トップライダーも苦戦を強いられるレースだった。下田は、予選で振るわないものの、モト1のスタートで2〜3番手の位置へ。

「テクニカルなコースは得意なほうですが、攻めるリスクは大きいです。今回は、うまくリスクコントロールできたと思っています。ずいぶんサバイバルな展開でした」と下田。レースはモジマンがリードするものの、ハンター・ローレンスがトップを奪って逃げ切る展開。特に、アメリカンが苦戦するレースだった。下田は、両モトともにトップ3の戦いをこなして3-4。結果総合2位の大躍進である。「モト2は、20分くらいから少しタレてしまいました」と下田。あまりにタフなコースで、珍しく体力の消耗を口にする。

「スーパークロスで表彰台をとったときよりも、30分の長いレースでとれたことで、達成感は上かもしれませんね」とのこと。

アガる自信、スタートもいよいよ出られるように

開幕から下田を悩ませていたスタートは、この第5戦にきてしっかり成功するようになったのだが、これは再三お伝えしているとおり下田自身がディレクションしたギヤリングの変更が、功を奏しているようだ。リアではなく、フロントの丁数を上げているとのことで、かなり思い切った変更である。「スタートにはマッチしますが、レースではシフトのタイミングが全体的に早さを求められます。僕は詳しくわかりませんが、ギヤにあわせてエンジンも変更がかかっているはずです。バイクの仕上がりは、かなりよくて自信にもつながっています。これなら、トップ5で出られるフィーリングがある。緊張も少なくなりました」と下田。流れの掴みかたは、スーパークロスシーズンと同じ。スタートを解決してから、追い上げ体制に入る。

「優勝を手にするには、スタートはもちろんですが、いま調子が良いハンプシャー、ジェット、ハンター、クーパーに競り勝つ必要があります。ただスピードがあるだけではダメで、クリエイティブさが必要ですね。コースの幅全体をつかって、いかにラインを切り替えて相手の前に出るかを考えています。30分というレース時間は、長いようでバトルするには短いので、クイックな判断が大事だと思いますね。次戦ミルビルのビデオを繰り返し見て、来週にむけて準備します」と。東海岸のサウスウィックから、1週で中部ミネソタのミルビルへ、さらに再来週は西海岸のワシューガルへ、と3週連続かつ北米を横断するという過酷なスケジュール。とはいうものの「僕は、連戦のほうが嬉しいです。どんどんインプルーブメントしたいから」と前向きすぎてファン感涙の一言。

ランキングは5位へジャンプアップ。「流れにのれたな、と思っています。スーパークロスは、優勝して流れを掴んだときに残り2戦しか無くて…あの3戦くらいほしかったですが、モトクロスはまだ7戦残っています。チャンピオンシップは、すでに遠のいてしまっているので、1戦1戦をしっかり勝てるように戦いたいですね」とのこと。

日本GPへ参戦する…かも

ちなみに、下田ファンにとってうれしいウワサ話をしておこう。下田もはっきり出るとは言えないレベルだが、スーパークロスシーズンのTwitterライブで話していたとおり、下田は今季の全日本モトクロスSUGO GPに参戦する意欲を見せている。「まだ100%ではないけど、ケガしない限り出たいと思っています」との強いお言葉。これまでSUGO GPをとんでもないスピードで駆け抜けたAMAライダーは多いが、下田もそうなるはず。ガチなやつを、SUGOへ見に行こう。

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