かつて、ムースタイヤといえば、日本にはその交換ノウハウがなくて、ISDEに遠征した著名なライダーによって「メッツラーのレバーが必須」とか、そんな話がエンデューロフリークの間で頻繁にされていた。いまも、満足にムースタイヤ用のレバーをそろえようとすると、なかなか大変だったのだが…ニッチなハンドツールをゴリゴリにリリースする、ダートフリークのブランド「UNIT」から、いよいよ専用のレバーが発売になったのだ。
![画像1: 入手困難だったムースタイヤ用レバーが、UNITブランドで新登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/12/16/9df739e6557156de03161d36d19469ecd06c7e02.jpg)
![画像2: 入手困難だったムースタイヤ用レバーが、UNITブランドで新登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/12/16/5c27d6dbc0e3a9063542a976dd16fcf7975a13bd.jpg)
UNIT
ムースタイヤレバー PRO-1(カーブタイプ)
品番 : UN-P2831
価格 : ¥4,180(¥3,800)
カラー : ユニクロメッキ
サイズ : 全長約425mm
板厚 : 8mm(レバー部分)
グリップ外径 : 直径26mm
ムースタイヤレバー PRO-2(ストレートタイプ)
品番 : UN-P2832
価格 : ¥4,180(¥3,800)
カラー : ユニクロメッキ
サイズ : 全長約425mm
板厚 : 8mm(レバー部分)
グリップ外径 : 直径26mm
カーブタイプはタイヤを嵌めるとき、ストレートタイプは外す時(リムとタイヤの隙間に差し込みやすい)と使い分けるのが通例。競技で使うにはストレート3本、カーブ2本があれば十分だろう。
![画像3: 入手困難だったムースタイヤ用レバーが、UNITブランドで新登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/12/16/4bce72e5970afb44ae60152248b8e2cde7b4352e_xlarge.jpg)
2デイズのレースでは、トップライダーのほとんどがグリップを確保するために、定められた時間内にタイヤ交換をおこなう。
チェンジャーも、このタイプのビードブレーカーがついているものを用意しておくのが一般的だ。
![画像4: 入手困難だったムースタイヤ用レバーが、UNITブランドで新登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/12/16/6eead865b05a0229c2c01222afb175c572c60cf9.jpg)
![画像5: 入手困難だったムースタイヤ用レバーが、UNITブランドで新登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/12/16/03b8c33b68ce3b153f1d178bbc905608134f9f8e_xlarge.jpg)
エンド部は、ハンマーでたたき入れやすい形状。スムーズに差し込める場合は必要ないが、ムースが熱で膨張している場合などは、たたけるようになっていないと苦労することも多い。
![画像6: 入手困難だったムースタイヤ用レバーが、UNITブランドで新登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/12/16/b90bd45001285855632ad5a1a44890563a172531_xlarge.jpg)
カーブは、写真の通りでタイヤを嵌めるときに干渉をさけるための形状。
ムースタイヤは、リザルトを残したいライダーにとって、エンデューロ、ハードエンデューロともに、世界標準の装備。オンタイムに参戦する予定はなくとも、ムースになれておくに越したことは無い。