キッズの成長に必要不可欠なのは、良い環境だ。その中には親やコース、指導者など様々な要因があるが、今関東のキッズライダーたちの間に少しづつ新しい動きが始まっている。それが、全日本モトクロス選手権2021IBチャンピオン・鈴木龍星の元で成長するというものだ。

始まりは約1年前、龍星が自分の練習用に埼玉県某所にコースを作ったことだった。フラットなスペースにジャンプやコーナー、デュアルレーンなどを織り交ぜたテクニカルなショートコースと、多少高低差があり、大きなジャンプやサンドコーナーなども含んだモトクロスコース、そしてその間にはFMX用のランプもある。

環境が良ければ、キッズは勝手に速くなる

画像1: 環境が良ければ、キッズは勝手に速くなる

パドック前に展開するこのショートコースが、キッズたちの主な練習場所となっている。特に龍星がキッズを集めて育成しているというわけではないのだが、関東戦などで知り合ったキッズたちが龍星を慕い、自然と集まってきて今の形になったという。

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そんなキッズたちの一人、田口桃多くん(8歳)。ここに通うようになって半年ほどで一気に速くなった、と父親が嬉しそうに語ってくれたが、見ての通り、ジャンプで捻りを入れて抜重の動きを取り入れている。今年は50ccでモトクロスの関東戦に出場予定とのこと。

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吉本羽汰くん(12歳)はなんとバイクを初めて1年半。しかしすでにKX85を手足のように操り、大人顔負けの走りを見せている。羽汰くんは関東ミニモトのキッズクラスにエントリー予定とのこと。

二人とも「龍星君をはじめ、みんな優しく教えてくれるし、楽しいです」と照れ臭そうに話す。

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龍星は今年19歳になる。TEAM HAMMERに加入し、CRF450Rで全日本モトクロス選手権IA1クラスにスポット参戦し、FMXでは引き続きYZにライドし、4月のX GAMES CHIBA 2022出場を目指している。

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こちらは2021年WADAPOLICE JAMのフリースタイルデモンストレーションを行う龍星。このコースでも風の強くない日にはFMXを子供たちに披露してくれる。

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ここに集まるキッズたちの良き兄であり、良き師となっている。キッズのレベルに関係なく、50ccの子も85ccの子も前や後ろを走ってラインや走り方を見せ、後ろを走ってフォームなどを指摘してくれる。

なお、金銭は一切発生していない。

「子供たちに少しでもアドバイスできればと思ってやっているうちにだんだん人数が増えていって、自然とこんな形になってました。子供たちが楽しんで乗ってくれるのが一番ですね。『速くなりたい』という気持ちを持っている子はライダーからアドバイスをもらえた方が納得するし、また来たいなって思ってもらえると思います。怒られてバイクが嫌いになって辞めちゃう子も見てきたので、楽しんで乗ってもらえる環境を作りたいと思っています。

コースレイアウトはキッズが安全に走れるように考えていて、成長に合わせてジャンプを長くしたり、コーナーで足が下がっちゃう子がいたらサークルを作って矯正したりしています。子供たちの笑顔が見られるのが嬉しくて、ここで成長した子たちと、いつか全日本で一緒に走れたりしたら最高ですね!」と鈴木龍星は語る。

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週末には10人以上のキッズたちがここに集まるという。その理由の一つはここでの絶対ルール「子供を叱らないこと」。「父親の言うことは聞かないのに、龍星が言うと素直に聞くんですよ。ここに来れば僕らが何もしなくても勝手に速くなってくれるんです。モトクロスコースに行くとうまく走れない子供を必要以上に怒鳴りつけている親がいますよね。あれは成長を阻害していると思うんです。ここではみんな楽しんでバイクに乗り、年上のお兄ちゃんに教わり、年下の弟に教え、互いに良い影響を与え合って成長しています。それと言うのも龍星がライダーとしても人としてもしっかり見本を見せてくれるから」とキッズの父親たちは口を揃える。

昨今、クラスによっては予選落ちがなくなってしまうくらい人口の減少が進んでいるモトクロス業界だが、鈴木龍星のような現役トップライダーがこれだけ積極的にキッズたちに関わってくれる環境は、とても大きな意味を持つ。

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