こんにちは、エンデューロIAライダーのGAMMyこと大神智樹です! 6月7日夜、無事に成田空港から出国しました。まずは同じチームのトライアルライダー、小川毅士選手のトライアル世界選手権スペインGP参戦のマインダーをしっかり務め、6月24〜26日には自身のイタリアGP参戦となります。連載第二回となる今回は、Enduro GPとはどういうレースなのか、そして僕がこの2年間で取り組んできたことをお伝えしたいと思います!
画像: GAMMy’s Challenge 2022 vol.2「Enduro GPを完走するためには? 釘村忠に師事したワケ」

JECとEnduro GPの違い

Enduro GPがどういうレースか。おそらく日本の多くの皆さんが、日本国内で開催されているJEC全日本エンデューロ選手権を想像しているのではないでしょうか。もちろん、同じオンタイム形式のレースなので、大まかなルールはJECと一緒です。一周の中に移動路である「ルート」とタイム計測区間である「テスト」が存在しています。

そして順位に直結するテストはさらに細分化されており、以下の4つの要素から構成されます。

画像: 2017年のイタリアGP/スーパーテスト

2017年のイタリアGP/スーパーテスト

スーパーテスト

主に金曜日の夕方からスタートするテストで、オーソドックスなパターンとしてはデュアルレーン(左右に分かれたコースに2人のライダーが同時にアタックする)の一発タイムアタックです。丸太やロックなど、人工の障害物が用意されることが多く、大勢の観客が詰め寄せ、最も盛り上がるところかもしれません。

クロステスト

これは全日本エンデューロでもよく使われるテストですね。障害物の少ないハイスピード系のテストで、ヨーロッパでは一般的に広い牧草地のようなグラストラックが使われます。また、時には林道のようなコースもあります。日本ではモトクロスコースを代用することが多いですね。

エンデューロテスト

ちょっとしたハードエンデューロのようなガレた登りや岩だらけの沢などがあり、それとハイスピード区間を組み合わせたテストです。日本人ライダーにわかりやすく例えるのなら、CGCのさわやかクラスを本気でタイムアタックするようなイメージです。

画像: 2020年のイタリアGP/エクストリームテスト

2020年のイタリアGP/エクストリームテスト

エクストリームテスト

障害物が多く配置されており、スピード域はそれほど高くありませんが、高度なテクニックとタフさが求められます。ヒルクライムや丸太セクションなども含まれることがあります。

そして、日本のJECと一番大きく異なるのが、ルートの難易度だと思います。国や地域によって差はありますが、僕が過去に出場した中で驚いたのは、岩盤の上でZを切らされた(ヒルクライムなどを直登できず、ジグザグに登っていく)こと。非常に高いテクニックを要求され、それなりのアベレージスピードで走らなければ間に合わないタイム設定になっています。

Enduro GP完走に求められるテクニック

日本国内ではオンタイム形式のレースといえばテクニックよりもスピードが重視されるイメージがありますが、僕の経験から言えばEnduro GPを完走するにはスピードはもちろん、エクストリームセクションを上手く走るテクニックが求められます。

そのスピードも、ただ高速域で速く走れればいいというわけではなく、低中速域でのマシンコントロールも要求され、いかにロスを少なくし、タイムを縮めることができるか、が重大な鍵となります。

また、エクストリーム系のテクニックについても、丸太やステアケース、ヒルクライムなどをスムースかつスピーディに処理しなければいけません。少しリズムを乱したり、失敗してしまうとリカバリーに多くの時間を費やしてしまい、大きくタイムを落としてしまいます。絶対に失敗できないハードエンデューロだと思ってください。

釘村忠選手との出会い
この2年間で取り組んできたこと

画像: 2020年、大神と同じBetaに移籍した釘村忠

2020年、大神と同じBetaに移籍した釘村忠

そんなEnduro GPを完走するために、僕は全日本エンデューロ選手権のチャンピオン経験者であり、ISDEゴールドメダリストである釘村忠選手に師事しました。

釘村選手との出会いは2015年の全日本エンデューロ選手権SUGO大会。そこで連絡先を交換させていただき、「次はいつどこで練習しますか?」としつこく連絡させてもらい、どんなに遠くても釘村選手が走る日、走る場所へ出向いて一緒に練習することが多くなりました。

日本一速い人の走りを間近で見ることができ、テクニックを盗めるチャンスなんて、そうそうありません! そう考えれば片道4時間程度の距離なんて、障害にもなりませんでした。

「いつでも気軽に連絡していいよ」と言ってくださった釘村選手の優しさには感謝しかありません。

画像: 釘村忠

釘村忠

釘村選手は基礎に忠実で、今までに蓄積した経験値が多く、常にベストラインを考え続け、条件に適した走りをする判断力と実行力があると思います。さらに何度も全日本チャンピオンを獲得していながら、今でもEnduro GPの動画などを見て、常に上を目指す姿勢、ハングリー精神は本当に素晴らしいものがあり、僕も大きく影響を受けています。

釘村選手と一緒に練習させてもらった後、しっかりと課題を持ち帰り、自分なりの走りに落とし込むということを繰り返してきました。3回目となる今年こそ、絶対に完走したいと思っていますし、その自信もあります。引き続き、応援よろしくお願いします!

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