かねてから、iRCタイヤがFIM規格の新しいエンデューロタイヤを開発しているという噂は流れていて、心待ちにしていた人も多いと思う。Off1.jpでは独自のルートからその待望の新作タイヤが、6月18日〜19日に行われるJEC全日本エンデューロ選手権第3戦、中日本2DAYSエンデューロでデビューするという情報を掴んだ!

その名は「GX20」

FIMタイヤとは、タイヤのブロック高が13mm以下など、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が定めた基準を満たしたタイヤのこと。JEC全日本エンデューロ選手権では、このFIMの規格に則ってルールを定めており、ラウンドやクラスによっても変わるが、基本的にはこのFIMタイヤの使用が義務付けられる。

多くのエンデューロライダーに愛されているiRCタイヤでは、このFIM規格のエンデューロタイヤとしてBR99というタイヤがラインナップされており、一定の評価はされていたものの、長い間モデルチェンジしておらず、進化する他メーカーのタイヤに圧されつつある現状があった。

そこで、ニューFIMタイヤの開発ライダーとして白羽の矢が立ったのが、JECで4度のチャンピオンを獲得している釘村忠だ。

画像1: その名は「GX20」

釘村はiRCタイヤのサポートを受けるようになってからこのニュータイヤの開発を続けてきており、レース以外では基本、このテスト品を使っていた。もちろん、Off1.jpで連載しているライディングテクニック連載の時も、同様だ。

画像2: その名は「GX20」

実はこのGX20、まだ広報写真すら撮影できていない。そのため、きちんとそのブロック形状をお見せすることはできないのだが、このライテクのワンシーン、タイヤがロックした写真から想像してみていただきたい。

釘村を本気にさせた馬場亮太の存在

そんな状況でなぜ突然のリリースとなったのか。それは単にJECのチャンピオンシップを見据えてのことだろう。JECでは使用することのできるタイヤのルールとして、FIM規格を満たすことのほかに、「一般に流通しているタイヤ」という条件をつけている。つまり販売していないテスト品では走ることができないため、ホモロゲーションを取る意味が大きい。

釘村はBR99で戦い、これまでは他メーカーのライバルを圧倒する走りをしてきたものの、今年のシリーズは少し話が違っていた。今年、初フル参戦の馬場亮太の存在である。モトクロスIA上がりで優れたエンデューロセンスを持つ馬場に、ここまで3連勝を許す形になってしまっている。現在は全8ラウンド中3ラウンドが終了。ここから巻き返さないと厳しい、という判断なのだろう。

「ISDEを見越して、引き続き開発していく」

画像: 「ISDEを見越して、引き続き開発していく」

釘村忠
「GX20は、とにかく硬いタイヤです。きっとこれまでBR99を履いてきたライダーさんは、キャラクターの違いに驚くと思いますよ。BR99は比較的、グリップさせて前に進む感じがありましたが、GX20は路面を引っ掻いて前に進むイメージです。

BR99はコンパウンドが柔らかくて、ハイスピードになると、そこでパワーをロスしている感じがしました。なのでGX20はかなり硬いコンパウンドを使っていて、さらに色々なところで剛性を上げています。触ってみると硬くて驚くと思いますが、走り始めてタイヤに熱が入ると、しっかり刺さってハイスピードでも安定します。剛性が高いので、空気圧を0.3kgfくらいまで落としてもパンクしづらく、難所にも対応できます。

例えば僕が1周2分くらいのモトクロステストでBR99と走り比べたら、2秒くらいタイムが縮まると思います。公道走行やISDEも見越して開発していますので、耐久性も高いです。今の段階でも日本国内では十分通用する性能なのですが、海外レースでも高く評価されるタイヤにするべく、引き続き改良を続けていきます」

なお、フロント、リアともに発売しており、リアは120と140サイズを予定。リアは現在140サイズのみ先行して流通に乗っているとのこと。残念ながら現在流通に乗っているのは極々小ロットのため、すぐに入手するのは困難かもしれない。しかし、iRCの営業担当によると、「7月には一般の方にも手に入りやすくなるはず」とのことだったので、大いに期待して欲しい!

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