山本礼人、佐々木文豊、岡庭大輔、奥卓也、横田悠、日本人5人のルーマニアクス挑戦を追いかける連載第4回。前回ではゴールドクラスに参戦する山本、佐々木についてコメントをお届けしたが、今回はブロンズクラスの3名をしっかり紹介していきたい

初めての海外レース参戦、横田悠

画像: photo/pi3rr3e

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1人目は横田悠。神奈川県在住でエンデューロIB。現在はCGCやCROSS MISSIONを中心にハードエンデューロを楽しむライダーだ。横田は前回、佐々木らが参戦した2020年のSea To Skyにも参加を希望していたが、仕事の都合で断念しており、今回が初めての海外レースとなる。

2017年のCGCナイトエンデューロ(7時間耐久)を一人で完走、総合優勝しており、2015年には8時間耐久のパワーエンデューロでアイアンマンクラス3位に入るなど、耐久レースの経験、実績は申し分ない。

ではハード系はどうかというと、直近のCROSS MISSIONケゴンベルグではCP1通過が15位となっていて、2020年のCGC大町ではゲロゲロクラス9位。トップ3〜4周くらいの難易度のG-NETをギリギリ周回できるかどうか、というくらいだろうか。

「今は色々と忙しくて月に2回くらいしかバイクに乗れていません。神奈川県はレーサーで走れる場所が少なくて、さらに僕は土日固定休ではないので1人で走ることも多く、(安全面からも精神面からも)自分を追い込むことが難しかったです。それでも内容を濃くしたいので、佐々木くんをはじめとした今回の参戦メンバーに声をかけて鍛えてもらいました。

ルーマニアクスでは慣れないGPSの操作や確認に苦戦することが予想されますね。また、今までに経験したことのない長距離を連日走ることになるので、体が持つのか、という不安もあります。それでも過去には耐久レースで成績を残したこともあるので、ガッツを活かして完走を目指します。

また、今回の参戦をきっかけに家族の中に海外旅行の文化を根付かせたいと考えています。レースに参加することを考えれば、観光旅行なんて楽勝でしょうから、これでハードルを下げて今後の旅行の楽しみ方を広げていきたいと思います」

海外ハードエンデューロオタク、岡庭大輔

画像: 海外ハードエンデューロオタク、岡庭大輔

2人目は千葉県在住の岡庭大輔。横田と同じくエンデューロIBライセンスを持つ。2018年、2021年にトルコSea To Skyに参戦。現在国内ではCGCやG-NETなどハードエンデューロに参戦しつつ、トライアルも嗜んでいる。

FIM世界ハードエンデューロ選手権オタクとして知られ、その知識を遠征時に役に立てている。また、国内のレースでもFIMタイヤを愛用していることから、FIMタイヤ規制が敷かれている今回のルーマニアクスでも国内のレースと同じポテンシャルを発揮することができるはずだ。

「今回で海外レースは3回目になります。ルーマニアクスはゴールドとシルバーはめちゃくちゃ難しいと言われていますけど、ブロンズはそこまでではないと思います。長時間走るのは変わりませんが、セクションの数や難易度はそこまでではなさそうですね。海外のライダーでもシルバーを走れるレベルのライダーが楽しむためにクラスを落としてブロンズでエントリーしたりする人が多いみたいです。

僕の今回の目標はもちろんブロンズクラスの完走なんですけど、それよりも自分くらいのレベルのライダーがルーマニアクスのブロンズクラスに出て、楽しめるのかどうか、というのを日本のみんなに伝えたいという意味が大きいですね。

僕が国内レースでもFIMタイヤを使うのは、やっぱり海外のトップライダーと同じタイヤを使うことで自己満足を得ている部分が大きいのですが、特にそれがレースで不利になるとは考えていません。あとはやっぱりFIMこそが世界的に言う『エンデューロタイヤ』なので、履いた時のカッコ良さが全然違うんですよね。オタク的には。

海外のトップライダーで一番好きなのは、やっぱりタディ・ブラズシアクですかね。ですが、最近はあまり目立った活躍ができていないので、今だったらマニー(マニュエル・リッテンビヒラー)とかビリー・ボルトですね。昨日は受付のホテルでマニーと一緒に写真が撮れて、少し話しただけですけど、めちゃくちゃフレンドリーでますます好きになりました。あとはジャービス(グラハム・ジャービス)は別格ですね」

「完走しつつレースを楽しみたい」奥卓也

画像: 「完走しつつレースを楽しみたい」奥卓也

ブロンズクラス3人目は奥卓也。奥は2015年、山本礼人がサハリン極東ハードエンデューロラリーに参加した際にメディア枠で同行している。そして2016年、当時仕事の都合でアメリカで暮らしていた奥はIRCプレゼンツでロッシ高橋、和泉拓がアメリカTKOに参戦した際に、共に参戦。他にもアメリカで草レースなどに積極的に参加し、海外レース経験は今回の5人の中で一番多い。その後、2018年のトルコSea To Skyを経て、今回のルーマニアクス参戦となった。ライダーのレベルとしてはCGCゲロゲロクラス2位の実績を持っている。

「僕はサハリンは遊びにいったようなもので、ちゃんとレースを走ったというわけではないのですが、その後もTKOとかアメリカのレースに何度か出ていました。僕はSea To Skyではシルバーメダル、佐々木さんの一つ前のCPで終わってしまったんです。とは言ってもそこから先のセクションがすごくハードで、完走にはまだちょっと届かない感じなんですけどね。

海外のレースに参戦を続けているのは単純にレースとして楽しいからです。僕は出たことはないのですが、日本だと日高ツーデイズエンデューロが近いのかな? あとは平谷(サンデーファミリートライアル in 平谷)ですかね。その規模をもっと大きくしたような感じで、普段は走ることができないようなオープンフィールドを思いっきり走れる特別感が、すごく楽しいんです。

ルーマニアクスは初めて出るのでこれは予想なんですけど、たぶん僕も横田さんも岡庭さんもシルバークラスでもなんとか走れると思うんです。だけど、めちゃくちゃきつくて楽しめないと思うんですよね。だからひとつクラスを落としてブロンズクラスにして、完走しつつ楽しめたらいいな、という感じです。たぶん海外のエンジョイライダーも同じような感じでブロンズに出ているので、良い順位を目指そうと思うときついと思いますが、完走はできると思っています」

このようにブロンズクラス参戦の3名もそれぞれに経験豊富なライダーたち。現地入りして改めてわかったことだが、ルーマニアクスはゴールドとシルバーのレベルが飛び抜けていて、ブロンズ以下のクラスはそこまでではない、という。ただし、約100kmを10時間以上、4日間というのはどのクラスも同様で、それだけでも日本では経験できないレベルの過酷さは容易に想像できる。

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