熊本の合志技研が排気系パーツの自社開発を目的に進めているレース活動「GOSHI Racing」では、今季の活動もいよいよ終盤にさしかかった。全日本モトクロス第6戦関東大会では、悲願の表彰台をついに達成!

GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された

画像1: GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された

地元、熊本大会で感じた手応えをなんとか関東大会にも持ち込みたい……。という大塚豪太の願いは、GOSHI Racingの開発陣も同じくするところだった。大塚は熊本に拠点を移していたものの、関東・東北と終盤に続く東日本でのレースにあわせて埼玉へ戻り、準備を整えたという。折しも関東大会会場のオフロードヴィレッジはちょうど大改修が入った直後であった。テクニカルなコースからスピードレンジが上がるなどこれまでとはまったく違ったコースレイアウトとなり、また観客はどこからでも大迫力のジャンプが見ることができるように生まれ変わった。

この新たなオフロードヴィレッジに対し、GOSHI Racingは、九州から続く大塚の勢いを殺さないよう最大限配慮した。同プロジェクトで3年前までライダーを務めていた開発チームの一員石浦氏は言う。「低中速をしっかり使えるようなエキゾーストと、それに対応したマッピングの作り込み。これを継続して追い求めました。大塚も九州でこのマシンの特性を活かしたライディングができるようになってきていましたから。具体的には2速をしっかり使えるようにすることが大事でした。装着したロガーのデータを見てみると、2速でもアクセル開度10〜20%くらいの領域をオフロードヴィレッジでは結構使っているんですよ。コースが違っていることもありますし、大塚が最近クラッチをあまり使わないようにトレーニングしていることもあって、今まではあまり手を入れてこなかったこれらの領域でもしっかり燃調を濃くするようにしています。

オフロードヴィレッジはラインの選択肢があまりないことが多く、だいたいベストラインを全員がトレースする展開になります。そのベストラインを追う中でいかにタイムを詰めていくかを考えると、ちょっとした轍のなかのギャップでリアが跳ねてしまわないようにするとか、0.05秒ずつでも速く走れるように細かいところを一個一個つぶしていく作業になるんですね。

事前テストはマディでした。しっかりしたテストはできないかもしれないなと思ったのですが、むしろアクセルワークが繊細なマディでのテストが功を奏して、その後の晴れの日の練習でも大塚は相当いい感触を得ていたようです」

画像2: GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された
画像3: GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された

土曜の練習走行ではタイムは伸びきらず、トップ能塚智寛からおおよそ3秒落ち。予選は1コーナーを2番手でまわるもののオープニングラップで6番手、そこからはフィニッシュまでペースを落とすこと無く走りきって仕上がりは上々であった。これまでも課題として何度もあがっていたスタートは、オフロードヴィレッジのメタルメッシュにあわせ、シーズン序盤で試していた片足スタートを再び取り入れた。ヒート1のスタートは、まずまずといったところで5番手での立ち上がりからオープニングラップで8番手へ後退。序盤にぐいぐいと前へ出る強さを見せて、最終的には5位でのチェッカーを受けた。なお、このヒートでは最速ラップをマーク。九州に続く好調に確かな手応えが感じられた。

画像4: GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された

ヒート2はスタートのゲートを越えたあたりでリアがブレてしまい8番手ほどで1コーナーに飛び込んだ大塚。しかし、ヒート1を上回るペースで序盤を周回すると、ぐいぐいとパッシングを重ねてジャンプアップ。中盤には3番手へ上がり、さらに上位をうかがえる位置を走行したが、チャンピオンがかかった2番手富田俊樹にじわじわと離されながら、3位でのチェッカー。大塚は久方ぶりの表彰台をゲット。総合でも4位と今シーズン最高の成績でフィニッシュした。

画像5: GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された
画像6: GOSHI Racingの狙いがリザルトに反映された

もう、引退も考えなければいけないかと思っていた

シーズン最高位だった九州ラウンドでも「まだまだ……満足できません」と口にしていた大塚だったが、この関東ラウンドの表彰台の結果に満面の笑み。「今年の第2戦もここオフロードヴィレッジだったんですが、その時は全然スタートを決めることができなかったんです。反省点を出し合ったり改善点をみつけてどんどん案出しをして、ひとつひとつ試してみました。今回、これなら自分に合うなという方法が見つかったので、まずまずのスタートが切れたのだと思います。

画像1: もう、引退も考えなければいけないかと思っていた
画像2: もう、引退も考えなければいけないかと思っていた

熊本もスタートはよかったんですがレースをうまく組み立てられなかったんです。ですが今日はみんなが諦めずにいろいろやってくれたことが形にできて本当によかった。自分がやる仕事って結果を出すことですよね。それがずっとできていなくてすごく悔しい思いをしてきました。モトクロスは好きだけど、もし今年表彰台に上がれなかったら引退も考えなくちゃいけないかなって思ってたんです。続けたいけど、続けるためには結果を出さないと。ずいぶん追い詰められてました。本当によかったです。

あと1戦残っているので狙うは1位です。今日も前半のペースがよくないところがありました。トップグループに絡んでいくにはそこをなんとかしなくちゃいけません。でも、全然絡んでいける自信はあります。中盤から後半の体力にも自信はありますし、この2週間で初速を磨きます!」

画像3: もう、引退も考えなければいけないかと思っていた
画像4: もう、引退も考えなければいけないかと思っていた

次戦SUGOもこの好調を継続できるよう、大幅なセッティング変更やエキゾーストの変更は計画に入っていない。すでに事前テストは終わっていて石浦は「東北のこの時期なのでだいぶ気温が下がってきていてトルク感が薄いというリアクションが返ってきました。ちょっと全体的に燃料を足すようなセッティングにしています」とコメント。いよいよ迎えるは最終戦、調子もあがり、マシンやエキゾーストもチームの描く理想型に到達した。期待をもって、見守りたい。

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