GPSが内蔵されているスマホで周回コースのタイムが計測できることをご存じだろうか。無料で、しかも簡単に。使うしかないでしょ?

オフロードバイクの楽しさに、タイム計測で目覚める

僕、ジャンキー稲垣はこの数ヶ月コンマ数秒を縮めるために、マジで全力投球をしている。仕事の合間にジムに通ってはスクワットで足腰を鍛え(いまだ初心者レベルの90kgしかあがんないけど)、心肺能力の指標数値であるVO2MAX(ライフログ系の腕時計で46。平凡そのもの)を向上させるためインターバルトレーニングに勤しむ。取材に出かけることが少ない冬は、僕のきらめくオンシーズンだ。埼玉県のモトクロスヴィレッジに毎週のように通い、心拍数を190まで上げながら自分の限界まで攻め込む。傍から見たら、ツーリングにしか見えないかもしれないが、マジで真剣である。モトクロスヴィレッジでまことしやかに語られるノービスの壁「1分」を切る日を夢見て、1日数回しか集中力を保つことができないタイムアタックに、(自分の心の中では)アスリートのごとく挑んでいるのだ。2023年4月までの最速ラップは、2月19日の1分00秒25。その後、これなら切れただろう! というラップが数回あったけど、いまだ切れていない。こんなに長いこと切れないと、切れたときに泣けるかも知れない。

今のところもしかしたら何かを掴めたかも知れないな、と思えるノウハウは馬場大貴からDMで教えてもらった「3周足を一切出さない、3周全アウト、そして3周全インを試してください」というもの。足を一切出さないって時点で、いかに自分が無駄に足を出していたか気づかされ、コーナリングがスムーズになったし、アウト、インを極端に変えてみることで見えていないラインをいくつも発見できた。すげーぜDB。その日は1分を切れなかったけど、十分にその可能性を感じることができた。今、全日本モトクロス開幕取材の宿泊先でこれを書いているところだけど、走りにいきたくてむずむずしている。もう、この数ヶ月、モトクロスが楽しくてたまんないのだ。

僕はこれまでエンデューロ/クロスカントリーという競技に傾倒してきた。編集者になった社会人2年目にISDEポーランドへ出かけたり、エルズベルグや、エンデューロGP、GNCCなど世界的レースイベントに、もちろん日本のJNCCやJECをもう数え切れないほど取材してきたことは僕の人生における誇りである。僕が経営する株式会社アニマルハウスは、オフロードバイクを世の中へ広めるという壮大なミッションを掲げている。そのくらい、これらの競技を愛している。そんな僕が今思うのは、オフロードバイクの楽しさを世の中に知らしめるのに、タイムアタックはとても使えるのではないかということだ。この2023年、いまやタイムの自動計測はスマホ一つでできる。このタイム計測が広まれば、オンタイムエンデューロライダー達は実戦テスト計測ができて練習に便利だと考えるだろうし、モトクロスライダーたちはさらにきめ細やかなトレーニングに励めるだろうし、トレールライダーたちはスポーツとしてのオフロード走行に目覚め、CRF250Lの販売台数は飛躍的に伸び、新セローが世の中に放たれ、天は割れ、地面は裂け、株式会社アニマルハウスは上場するであろう、そうあってほしい、そうあれ。

紹介するのはLITProというアプリ

オフロードコースでタイムを計測するのに必要なものは、簡単に言うとスマホアプリだけである。特別なスキルなどは一切いらない。このあとに書く説明でわからなかったら、洗濯機や炊飯器だって使えないだろう。たぶんOff1を読むことすらできないはずだ。だから、あなたなら絶対にできる。

画像1: 紹介するのはLITProというアプリ

AppStoreから、LITPro(iPhone用リンクはこちら、Andoroidはこちらを検索してインストールしたら、メールアドレスあるいはGoogleアカウントと同期させてログイン。「START HERE」に従おう。

画像2: 紹介するのはLITProというアプリ
画像3: 紹介するのはLITProというアプリ

Add Sessionsの画面が出たらこのStart Sessionを押す。するとGPSと加速度センサーを使って位置情報を記録し始めるわけだ。あとはポケットにしまうだけ。ポケットがない? ウエストバッグでも、なんでも好きなものにいれてください。プチプチにでもくるんだら、壊れづらくてええんちゃうかな。あとは、周回コースを走るだけ。GPSが走っている周回を感知して、タイム計測をしてくれる。

画像: タイム計測よ流行れ! vol.1 スマホ一つ無料で自動計測可能なシステムを超絶プッシュ

画像4: 紹介するのはLITProというアプリ

これだけで、ラップタイムやアベレージスピード、トップスピード、距離を記録してくれる。なお、マップ上にコースを手動で登録できる機能があり、著名なコースはすでにLITProを使ったことがある人が登録を済ませている場合が多い。当然、埼玉県モトクロスヴィレッジも、このように登録済み。コースレイアウトの改変によってバージョンを分けられる親切さ。

次回はさらにおもしろい使い方を紹介するYO!

SUPPORTED BY

ヤマハのサイトはこちら スズキのサイトはこちら ホンダ ​​ KTM ハスクバーナ・モーターサイクルズ GASGAS FUMA+1のサイトはこちら Technix j1 j1

SPECIAL THANKS

ポカリスエットのサイトはこちら アライヘルメットのサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.