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今季発売されたばかりのKUSHITANIオフロードウエアは、ロードバイクで培ってきたバイク用品の技術が注ぎ込まれている。編集部で実着、様々なシチュエーションで試してみた

サイズ展開の幅はとても広い

オフロードウエアとしては珍しく、パンツもS・M・L・XL・XXLという表記で展開されるKUSHITANIのムーブオフロードジャージ/パンツ。最初はとまどうかもしれないが、実はこの1つ1つのサイズが非常に幅広いものになっているのが特徴だ。

編集部稲垣は身長180cmの体重70kgで、デニムは32インチを普段から履いている。ぴったり目を選ぶなら31インチでも履ける標準体型と言える。当初は身長から判断して上下XLサイズを着てみたところ、若干大きさを感じるものの腰ベルトで調整できる幅がとても大きく、ゆったり目に着こなすとすれば十分にありのサイズ感だ。00年代のモトクロスウエアは、だいたい大きめで脇がだいぶ余るような着こなしだった。AMAでもこの00年台を意識したサイズ感を選ぶライダーも少なくない。生地が突っ張らないことによる運動性能の良さや、スタイリングの良さからいっても上下XLサイズは正解だ。

画像: サイズ展開の幅はとても広い

ところが、ぴったり目で着てみようとジャージをS、パンツをMに変えてみると今度はジャストサイズに近いぴったりしたサイズ感になった。この数年、オフロードウエアをタイトに着こなすライダーが多いことはご存じの通り。僕自身、普段からジャージはSを選んでいてしっくりくる。パンツもひらひらする余った部分がなくなるため、マシンに引っかかりづらくなる。特に4ストロークのマシンではエキゾーストカバーにパンツが引っかかる悩みがあって、タイトな着こなしのほうが個人的に好みだ。袖丈も十分にSで間に合う。

そして試しにS・Mの組み合わせを編集部のレディースライダーである伊澤(身長159cm・細身)に着用させてみると、しっかりジャストサイズで着れてしまうのであった。先述したとおりパンツのベルトで腰まわりはしっかり絞ることができるし、伊澤いわくほぼ理想のサイズ感だと言う。

スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する

画像1: スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する
画像2: スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する

S・Mのタイトな着こなしでも、動きにくさはほとんど感じない。特にパンツには伸縮性のある素材と、摩擦に強い素材がうまい具合に配置されている。ウエアの伸縮性は体型によって欲しい場所が変わってくるものだと思うけど、僕がいつも気になるのはシッティングでヒザを曲げた時の腿表側の部分だ。伸縮性の足りないウエアは、中に装着しているニーブレイスで突っ張ってしまい、ヒザを曲げづらくなる。この部分にストレスがあると、特にスタンディングとシッティングを繰り返す際にとても気になってくるのだけど、ムーブオフロードパンツは十分に伸縮性が確保されているのを感じる。

画像3: スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する
画像4: スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する

また、股やハムストリング部分の柔らかさもとても重要だ。ブーツに重量があるオフロードバイクの装備では、イン側の足を前に突き出す時にストレスをできるだけ避けたいもの。ムーブオフロードパンツの股部分はクライミングパンツのようなガゼットが入り、さらにそれが伸縮する。バイクを降りて山の中に分け入り、大股で歩くような場面でもこのガゼットは有効だった。つなぎやロードジャケットで培った縫製パターンや、きっと効いているのだろう。とても動きやすい。

画像5: スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する

これまで、海外ブランドのウエアでどうにもサイズ感がしっくりこないと感じていた経験があるならば、これまで持っていた自身のサイズ感の常識を一度忘れ、KUSHITANI製品を試してみる価値は十分にあるだろう。

画像6: スポーツウエアとしての性能と、丈夫さが両立する

耐久性の話もしておこう。スポーツウエアとして突き詰めたオフロードウエアは、最近ではちょっとした転倒で破けてしまうものも多い。トライアルの世界ではワンピースが究極のウエアだ。モトクロスでも、スウェットパンツなみに動きやすいウエアが選手権を走るライダーには人気がある。スポーツ性を突き詰めた一つの形と言えるのだろう。ムーブオフロードパンツはそこまでの動きやすさは確保されていないけれど、一方で丈夫な生地をボディに使っているため転倒時に破けにくいという利点がある。実はこの取材時に、ヒザの内側靱帯を損傷する派手な転倒をしてしまった。肋骨も怪しく、かなりの勢いで身体を打ちつけた。パンツは大丈夫かも知れないが、ジャージは破れただろうな……と空を仰ぎながら思ったのだけれど、破れるどころか糸のほつれすらなく、一切転倒のあとが残らなかった。思わぬ形で実地テストを敢行することになってしまったけれど、生地の丈夫さは折り紙付きだ。

性能特化に対抗する、オールマイティなウエア

画像: 性能特化に対抗する、オールマイティなウエア

先述したとおり最近ではスポーツウエアとして丈夫さをそぎ落とし、動きやすさを突き詰めたモデルがある。その一方で、頑丈な生地パネルで構成するモデルもある。自分の用途に合わせるのがいいのだろうけど、どちらも欲しいというライダーにはKUSHITANIムーブオフロードジャージ/パンツは最適解だと言えるのかも知れない。

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