ヤマハが2024モデルのYZシリーズを欧州で発表しました。YZ250Fはフルモデルチェンジを果たしており、新型フレームや中・高速域でのパワーアップ、新アプリ「Power Tuner」によるチューニング機能の向上など、先行して2023年にフルモデルチェンジを果たしたYZ450Fの変更点を踏襲しています。また、YZ生誕50周年を記念したアニバーサリーモデルも登場。パープルとピンクのグラフィックなど、1990年代を彷彿させるレトロスタイルのデザインが施されています。

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YZ250F

低く、軽く、スリムになった車体

新型YZ250Fは、2023モデルのYZ450Fをベースとした新型アルミフレームを採用。剛性を高めることに加え、従来モデルよりヘッドパイプの位置を15mm低くしたことで軽量化を実現しています。また、新型ヘッドパイプに合わせてタンクレールもより低い位置に設置。さらに、シャシーは低重心化され、衝撃吸収性とコーナリング性能を高めています。

ボディワークも最新のYZ450Fを踏襲するかたちで、軽量かつスリムになっています。シュラウド幅は50mm狭くなり、ライダーが体重を前方に移動しやすくなっているのが特徴です。また、シート幅は6mm狭くなり、2024モデルでは前後高差が15mm縮小されています。さらに、フロントフェンダーがコンパクトになり、ラジエーターへのエアフローを促進。冷却効率を向上しています。リアフェンダーは短くフラットに、サイドパネルはスリムになり、マシンの印象を引き締めています。

ライダートライアングルに関するジオメトリーではシートが5mm高くなり、フットペグは5mm低くなっています。さらにハンドルバーの位置がライダーの後方寄りに変更。新しいシートとフットペグの位置と相まって、マシンコントロールがしやすくなっています。

画像: 低く、軽く、スリムになった車体

サスペンションのセッティングについては、フロントとリアの減衰力セッティングが見直され、衝撃吸収性とトラクションを向上。新型フレームの性能を最大限に引き出すための改良が加えられています。さらに、フロントフォークは圧側のダンピングアジャスターが素手で回せるようになりセッティングをしやすくなっています。

中・高速域を向上した250ccエンジン

吸気系統ではYZ450Fのリアダクトシステムをベースとし効率を高めたエアマネージメントシステムを採用。サイドパネル/フレーム/タンクにダクトを設けることで、クリーンサイドの容量を30%向上しています。これらの改良によって中・高速域の性能とオーバーレブ特性の向上にも貢献しています。

画像1: 中・高速域を向上した250ccエンジン

ECUは燃料と点火のマッピングをアップデート。現行モデルと比べて、中・高速域の性能と低・中速トルクの性能が向上していることが実感できるとのこと。また、幅広で耐久性の高いカムチェーンを新たに採用することで低・中速トルクの強さを維持しつつ、高速性能の向上を図っており、カムチェーンスプロケットとテンショナーのセッティングも変更することで、エンジン全体の効率を最適化しています。

ローンチコントロールシステムは、最大回転数を6.000rpmから11.000rpmの間で500rpm刻みに設定できる「レブリミット」機能を備えた、新しい発進制御システムが採用されています。このシステムではスタートの完了を認識するとレブリミット機能は自動的にオフになり、3速に達するとシステムが解除される仕組みとなっています。

また、2段階のアシストとOFF機能を備えた新しいトラクションコントロールシステムを新たに搭載。特にマディ路面でのコントロール性を向上したとのこと。マシンが完全にトラクションを失うのを防ぐことで、ライディングに集中できるように作られています。なお、このシステムは最新の「Power Tuner」アプリで操作が可能。

画像2: 中・高速域を向上した250ccエンジン

なお、ヤマハのPower Tunerアプリの機能も向上しています。「スムース」から「アグレッシブ」までのスクロールバーを備えた「クイックチューニング」オプションを搭載することで、より直感的にチューニングを行うことが可能。「マルチファンクションスイッチ」も新たに追加されており、ライダーはライディング中に予めアップロードした2つのマッピングを切り替えることが可能となっています。さらに、アプリはYZ250Fのトラクションコントロールとローンチコントロールのパラメーター設定や、ラップごとのデータの記録が可能。チームやライダーはさまざまなマッピングを試し、ログをもとにその効果を分析することができるようになっているとのこと。このアプリにはサスペンションセッティングのセクションも用意されており、さまざまなライディングシチュエーションに適したセッティングをわかりやすく提案してくれます。

YZ250F 50周年記念モデル

2024モデルでは、YZ生誕50周年を記念した「50th Anniversary Edition」が登場。7月22日(土)に行われたAMAプロモトクロス第8戦でお披露目されたスペシャルグラフィックと共通のカラースキームで、。ホワイトの車体に、パープルとピンクのグラフィック、パープルのシートとブラックのホイールが採用されたこのデザインは、1990年代半ばのYZ250とYZ125からインスパイアされています。

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YZ250F 50th Anniversary Edition

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