“オフテクをマナボウ”では、全日本モトクロス選手権IA1クラスで5度チャンピオンを獲得し、世界選手権にも出場した経験を持つ山本鯨氏を講師として、オフロードバイクのライディングテクニックを学んでいく。
![画像: オフテクをマナボウ#04 ブレーキングで大切な荷重コントロール by KUSHITANI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/08/11/e7e87f6370948d42b34cdcd43955bb886484a007.jpg)
第3回では「アクセルコントロール」をテーマに、アクセルの開け方や、その繊細な感覚を学んだ。加速するためのアクセルコントロールを学んだ上で、今回は減速するためのブレーキングについて学んでいこう。
ブレーキレバーの操作方法
![画像1: ブレーキレバーの操作方法](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/08/11/d7918d228c47e57da366a1c79452dd21ac1059c4_xlarge.jpg)
アクセルを開ける時は5本の指を使ってグリップを握っているが、ブレーキをかけるには当然ながらグリップから指を離して操作する必要がある。ただし、アクセルにかけている指を全て使ってレバーを操作するのかというとそうではない。レバーに掛ける本数はライダーによってそれぞれだが、一般的に人差し指または中指1本でブレーキをかけるライダーが多く、実際に山本は中指1本でブレーキを操作しているという。
![画像2: ブレーキレバーの操作方法](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/08/11/7c273cb6c97451816d0ffbb064bf5a90cb27ce81_xlarge.jpg)
中指1本でブレーキを操作する理由は、グリップをしっかりと握るため。路面が荒れているオフロードコースでは、グリップをしっかりとホールドしておかないと走行時の衝撃で指が外れてしまったり、うまく握れずアクセルを開ける時に力が入らない可能性がある。これではアクセルとブレーキを上手く操作することができず、結果マシンをコントロールすることができなくなってしまう。そのため、人差し指と親指は写真のようにくっつけてグリップをホールドし、小指と薬指、手のひらはグリップにしっかりとくっつけて握ることで、荒れた路面でも丁寧な操作が可能となる。
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