現地時間8月12日(土)、アメリカのニューヨーク州にあるユナディラMXにて開催されたAMAプロモトクロス第9戦の450MXクラスにて、Team Honda HRCのジェット・ローレンスがモト1、モト2共に優勝で総合優勝を飾り、2023年の450MXクラスタイトルを獲得しました。

画像1: ジェット・ローレンスが2戦を残してAMAプロモトクロスのタイトル獲得、ルーキーイヤーで全戦全勝中

ジェット・ローレンスは8月7日に20歳の誕生日を迎えたばかりのオーストラリア人ライダー。2020年のアウトドアでAMAシリーズデビューし、2021年と2022年にアウトドア250MXクラスのタイトル、2022年にスーパークロス250SX EASTのタイトル、2023年に250SX WESTのタイトルを獲得し、満を持して今シーズンのアウトドアから450クラスにステップアップ。

今シーズン、ルーキーイヤーにしてここまでの9戦全てを両ヒート優勝の総合優勝という完璧な結果で終えており、後の2戦はシーズン全勝記録を賭けて戦うことになります。ホンダのマシンがAMAプロモトクロス最高峰クラスのチャンピオンを獲得するのは2004年のリッキー・カーマイケル以来で、実は4ストローク450ccのマシンでは初となります(2005年までの最高峰クラスは2ストロークの250クラス)。

画像2: ジェット・ローレンスが2戦を残してAMAプロモトクロスのタイトル獲得、ルーキーイヤーで全戦全勝中

なお、記録面で見ると、アウトドアの最高峰クラスをルーキーイヤーで制したのは2000年のリッキー・カーマイケル(250)、2010年のライアン・ダンジー、2014年のケン・ロクスン、2021年のディラン・フェランディスに次いで史上5人目。このうち、ダンジーのみがルーキーイヤーにプロモトクロス、スーパークロスの両方でタイトルを獲得しています。2024シーズンのスーパークロスでジェットが2人目となるでしょうか。

また、最高峰クラスでの全戦全勝はリッキー・カーマイケルが2002年と2004年に、ジェームズ・スチュワートが2008年に達成していますが、ルーキーイヤーでこれを成し遂げたライダーはまだいません。残り2戦でもジェットが優勝し、史上3人目、そしてルーキーとして史上初の全戦全勝チャンピオンとなるか、注目です。

そして、ジェットの兄、ハンター・ローレンスも9戦を終え、現在250MXクラスのポイントリーダーで、タイトル争いの筆頭です。2023年シーズンのスーパークロスにて、EASTをジェットが、WESTをハンターが制して史上初の250SX東西兄弟制覇を成し遂げたことは記憶に新しいですが、アウトドアの兄弟制覇の記録はAMA史上まだ例がありません。ハンターがこのままの勢いで250MXクラスのタイトルを獲得し、こちらでも史上初の記録を作るのでしょうか。

画像3: ジェット・ローレンスが2戦を残してAMAプロモトクロスのタイトル獲得、ルーキーイヤーで全戦全勝中

ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)
「非現実的なチャンスです。ハンターがチャンピオンになったときに言ったように、こんなところに今自分がいられるとは夢にも思っていませんでした。ここまで無敗でいられるなんて、これまでの苦労やハードワークを考えると、とても感慨深いものがあります。第2ヒートはずっと我慢して、プッシュ、プッシュ、プッシュ。そしてフィニッシュラインを越えた瞬間、感情があふれ出てきました。
メカニックのクリスティアン・ドゥシャルムには本当に感謝しています。僕たちは家族のようです。僕のマネージャーのルーカス・ミルトルも素晴らしいし、僕の家族も、みんな僕を支えてくれました。HRCホンダは2020年以降僕らを受け入れてくれるというリスクを負ってくれたので、恩返しができて嬉しいです」

画像4: ジェット・ローレンスが2戦を残してAMAプロモトクロスのタイトル獲得、ルーキーイヤーで全戦全勝中

タイトルは早々に決着がついたものの、記録面で注目すべきポイントがまだまだあるアウトドア、残り2戦も目が離せませんね。

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