最終ラップまでもつれ込んだ兄弟対決。85/150クラス
85ccと150ccマシンで競い合う85/150クラスでは、齋藤輪(#89)が圧倒的な強さを示す中、今大会は齋藤輪の弟である齋藤極(#4)が初参戦。ヒート3では兄弟対決も見られました。
![画像1: 最終ラップまでもつれ込んだ兄弟対決。85/150クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2024/05/07/b286351a1ce7b853f2c14c1a9fa873d3a43e7a94_xlarge.jpg)
ヒート1、瀧田流生(#61)がスタートで前に出るも、齋藤輪がすぐにトップに立ちレースを牽引していきます。齋藤輪、瀧田、齋藤極という順でレースは進行。その後は、各ライダーの間隔が徐々に開いていき、齋藤輪が逃げ切りゴールを果たします。
![画像2: 最終ラップまでもつれ込んだ兄弟対決。85/150クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2024/05/07/3b7d082bbdfdb67835d3d85c33b699503602f4ce_xlarge.jpg)
一方、5番手争いは接戦で、巽太壱(#60)に小出徹臣(#37)が迫る展開。0.3秒ほどまで差が詰まったと思えば、巽がまた1秒ほどに差を広げていく……。目が離せない攻防戦が続きましたが、最後まで5番手を守り切った巽に軍配が上がりました。
![画像3: 最終ラップまでもつれ込んだ兄弟対決。85/150クラス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2024/05/07/f79cdcce28677cd8ab3eee7add3104f64f9a4aa8_xlarge.jpg)
続くヒート2も齋藤輪、瀧田、齋藤極という順でレースが進んでいきます。齋藤輪は他のライダーより4秒以上速いラップタイムで周回し独走状態へ。2番手と30秒以上差をつけてフィニッシュを果たします。
ヒート3では齋藤輪が意図的にタイミングを遅らせてスタート。最後尾からトップに立つことはできるのか、自分の実力をさらに高める戦いに挑みました。トップを走るのは序盤で瀧田をかわした齋藤極でしたが、齋藤輪がレース中盤には齋藤極を抜いてトップに立ちます。このまま逃げ切るかと思われましたが、最終ラップで齋藤極が再びトップへ浮上。白熱した展開に観客もどよめく中、齋藤輪は冷静にラインを見極め、ゴール直前の最終コーナーで齋藤極をパス。最後までもつれ込んだトップ争いを制しました。
![画像7: 小島庸平のワンポイント・コメント!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2024/05/08/4a4621c556b24c4659c3c5c790a0281811aaf648.jpg)
小島庸平のワンポイント・コメント!
「齋藤輪くんは速かったですね。特にコーナーが上手になっていて、スピードがすごく上がっている印象でした。レースを通して培ってきた技術が生かされてきていると感じましたね。輪くんの速さが目立ちましたが、瀧田くんや初参戦の極くんもついていってましたし、巽くんや小出くんのバトルも見られて、ただレースをするだけでなくお互いを高めあう場になっていたと思います」