ヤマハ発動機販売株式会社は6月25日、競技用YZシリーズの2026年モデル11機種を発表しました。9月25日にクロスカントリー競技用4機種とモトクロス競技用7機種を発売し、10月23日にはヤマハ発動機創立70周年を記念する特別仕様車2機種を追加発売します

YZ250/450FXがアップデート、ロックが可能に

4ストロークのYZ450FXとYZ250FXには、市販オフロード競技用モデルとして初めてECUロック機能が搭載されました。専用アプリ「パワーチューナー」でロック操作を行うと、パスワードを入力しなければエンジンが始動できない仕組みとなっており、盗難抑制効果が期待されます。

YZ450FXでは「パワーチューナー」アプリがバージョンアップされ、トラクションコントロールシステムの介入度合いが従来の3段階から4段階(OFF含む)に変更され、より細やかなセッティングが可能になりました。

画像: YZ250/450FXがアップデート、ロックが可能に

価格・販売計画(クロスカントリー競技用)

  • YZ450FX:1,226,500円(本体価格1,115,000円)
  • YZ250FX:1,006,500円(本体価格915,000円)
  • YZ250X:819,500円(本体価格745,000円)
  • YZ125X:770,000円(本体価格700,000円)
  • 販売計画:400台(シリーズ合計・国内)
  • カラー:ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)

YZ450Fは3年ぶりの大型モデルチェンジ

画像: YZ450Fは3年ぶりの大型モデルチェンジ

モトクロッサーでは海外発表の通りYZ450Fが3年ぶりのモデルチェンジを実施しました。外装を大きく変えていないものの、サイドカバーのデザインで分かるように形状をアップデート。また、エンジンやフレームに手が入っておりフルモデルチェンジと言っても過言ではありません。

新エンジン 吸気系を見直し、高速域でのパワフルさを維持しながら低中速域での扱いやすさを向上させています。吸気ポートを長円に近い断面形状に変更し、燃焼室内のタンブル(縦渦)を強化することで、3,000〜5,000r/minでのトルク特性を向上させています。

油圧クラッチの新採用 従来のワイヤー式に替えて油圧式クラッチを採用。連続走行でもミートポイントが変化せず、レース中の調整が不要となり、ライダーの負担軽減が図られています。

新フレーム ダウンチューブをスリム化し、エンジン懸架部を新設計することで、縦・横・ねじれの各剛性を維持しながら路面からの突き上げに対する剛性を抑制し、より穏やかで安定感の高いフロントエンドフィーリングを実現しています。

新作リアサスペンション 手回し式の圧側減衰アジャスター(クリックダイヤル)を追加し、容易なセッティング変更が可能になっています。ベースバルブのピストンサイズをφ24mmからφ28mmに大径化し、極低速域での減衰力抜けも解消されているとのこと。

YZ125は吸気系を見直し

画像: YZ125は吸気系を見直し

YZ125は吸気系まわりの見直しにより幅広いシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮するよう改良されました。ジェットニードルのテーパー形状変更、ジェット類の変更、点火タイミングの見直し、エアフィルターまわりの形状変更などが実施されています。

また、ヤマハ発動機創立70周年を記念し、YZ250F 70th Anniversary EditionとYZ125 70th Anniversary Editionを10月23日に発売します。カラーはパープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト)となります。

価格・販売計画(モトクロス競技用)

  • YZ450F:1,182,500円(本体価格1,075,000円)
  • YZ250F 70th Anniversary Edition:962,500円(本体価格875,000円)
  • YZ250F:940,500円(本体価格855,000円)
  • YZ250:808,500円(本体価格735,000円)
  • YZ125 70th Anniversary Edition:781,000円(本体価格710,000円)
  • YZ125:759,000円(本体価格690,000円)
  • YZ85LW:594,000円(本体価格540,000円)
  • YZ85:583,000円(本体価格530,000円)
  • YZ65:511,500円(本体価格465,000円)
  • 販売計画:400台(シリーズ合計・国内)

予約受付は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて期間限定で実施されます。

  • 一般モデル:6月25日〜11月30日(YZ450FX・YZ450Fは12月22日まで)
  • 70th Anniversary Edition:7月31日まで

試乗会「BLU Camp」を全国6会場で開催

また、ヤマハ発動機販売から2026年YZシリーズの試乗会「BLU Camp(ブルーキャンプ)」を全国6会場で開催すると発表がありました。8月23日のスポーツランドSUGOを皮切りに、11月29日まで順次開催されます。

試乗車両

  • モトクロスモデル:YZ450F、YZ250F、YZ125
  • クロスカントリーモデル:YZ250FX、YZ250X、YZ125X

開催日程・会場

  • 8月23日(土):東北・スポーツランドSUGO(柴田郡村田町)
  • 9月6日(土):関東・モトクロスヴィレッジ(川越市)
  • 10月11日(土):九州・HSR九州 オフロードコース(菊池郡大津町)
  • 11月8日(土):中部・いなべモータースポーツランド(いなべ市)
  • 11月15日(土):近畿・プラザ阪下(河内長野市)
  • 11月29日(土):中国・テージャスランチ(安芸高田市)

スケジュール

  • 午前の部:9:00〜12:00
  • 午後の部:13:15〜15:30

時間内であればいつでも自由に受付・試乗が可能で、先導はありません。会場では、YZシリーズの開発ライダーでレーシングアドバイザーを務める鈴木健二氏と小島太久摩氏によるマシンセッティングとライディングアドバイスも実施されます。

参加費用・申込方法 参加費は無料ですが、ヘルメットやブーツなどの装具貸し出しはありません。事前エントリーはヤマハファン向けカスタマーポータルサイト「My YAMAHA Motor Web」から可能で、事前エントリー者には会場受付でオリジナルステッカーがプレゼントされます。

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